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サイクルは只々回る

数少ない同じ日に入社した同僚と
二人きりになれる瞬間があったので、
情報交換をした際に出てきたのが、
「只々杓子定規なサイクルが回っているだけ」
「作業をこなすだけで手一杯」
「売り込む下準備をする時間が少ない」等々の
現状の現場の状態に関しての話でした。

始業開始の9時から約2時間は
数人のグループで行う検尺作業に加えて、
午前中の発送品の梱包等に時間を割かれ、
11時~12時は当日の配達商品のピックアップ、
合間に急ぎの注文品の発注手配等を行い、
12時半から会社を出発し、
社用車内で昼食を取りながら、
13時から担当エリア内の配達及び顔出しを行い、
17時過ぎには着りゃ歯、
午後来た発送の注文品をピックアップ、梱包、発送して
定時の18時から
残業時間に入る18時30分までに
発注手配、在庫管理及び発注、
加工品の材料の算出、
各種手配等の出来ることをして退社する
そんなサイクルが日々繰り返されるだけで、
売り込みの下準備に専念できる時間や、
販売戦略を練る時間が極めて少ないとの話でした。

また注文が一斉に重なったり、
加工品の手配が重なったりと、
会社を出てしまう前に片付けておきたい作業があっても、
グループ長?(=課長)がそれを許してくれず、
全体の仕事を優先するように注意並びに
明様に機嫌の悪さを表に出されるのでやりにくいとのことでした。

私も前任者が行っていた仕事内容や、
引き継いだ顧客からの注文が細かな処理や手配があるため、
(1つの注文名に対して5つも個別に発注手配が必要等)
9時から11時の全体の作業、
ピックアップ前の事務員からの声かけ、
顧客からの電話応対等を行っている内に、
12時前になり、急いでピックアップをして、
そのまま出掛けていくような状態のため、
同期の言い分や話はよく分かることでした。

こうした1日のスケジュールを常に作業で埋め尽くしている体制は、
別に今の会社だけに限らず、他のところでもあることだと思います。

そうした1日をギッチリ埋め尽くす、
言い換えれば手持ち無沙汰な時間を発生させない体制というのは、
作業量や作業時間を最大にすることが、
人件費の最大活用であり、
それが無駄なコストを発生せない方法だとの認識で、
積み上げて作り上がった結果なのではないかと
私は推測しております。

確かに経営者の視点に立てば、
何もしなくても発生する高いコスト=人件費を、
工場の機械のように、
無駄な時間、手が空く時間等を発生させずに、
全ての時間を作業や行動に費やさせれば、
一種のロス、コスト削減に繋がると考えるのは理解できます。

そして、
これは労働者側にも一種の楽でもあります。
それだけギッチリスケジュールが決まっていると、
もはや自分で考えて行動する必要がなくなるため、
スケジュールに沿って行動して結果が出なくても
「顧客先が買わないから」「景気が悪い」といった
それは致し方ないことだと、
結果が出ないのは外部の要因のせいであって、
自分には何も出来ることはないと逃げ道を作れるからです。

もし自由に時間を使えられる体制や環境になってしまえば、
結果が出ない際に、
その自由に与えられた時間を
何を考え、
どういった行動を起こしていたかという個人の取り組み方が
第一に責任の所在としてあげられることになってしまうので、
そういった意味ではスケジュールをビッチリ入れる体制というのは、
経営側、労働側双方にとってメリットがあるのは事実だと思います。

ただ、右肩上がりに出来たその体制は、
こうして物が売れなくなってきている現状、
下り坂に入っている状況においては、
安直にこれまでの成功モデルを使い続けるのは、
危ういことなのだと私は思います。

「ゆとり」という言葉が非難されておりますが、
自動車のブレーキやハンドルに「遊び」があるように、
テニスのラケットや野球のバットを振る際も
五指全てに力を入れて握りしめるよりも、
薬指と小指で締めるように、
間を開けることは
そうした道具類に限らず、
仕事やビジネスにも
大切な基本なのではないかと考えさせられた
同期との情報交換でした。


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物語を書いたり、自分の考えを書いたり、いろいろな試行錯誤をこれからもゆっくりでもしていこうと思ってます。その私の試行錯誤が皆様のお役に立てれば何より嬉しいです。

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私は中小企業の営業として働いている30代の人間です。noteを始めたのは、物語を書いたり、自分の考えを書いたり、いろいろな試行錯誤をしていく予定です。温かい目で見て貰えると助かります。私の試行錯誤が皆様のお役に立てれば嬉しいです。
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