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イギリス・ロックダウン生活の現在。

急激にcovid19感染者が増えたイギリス政府が、2020年3月23日夜から外出禁止の政策をとってから、今日で24日目の4月15日。ロックダウンを宣言した23日には6,726人だった感染者数は、今日付けで98,476人にも達しました。このうち、今日計上された感染者数は4,603人。1日で761名もの方が亡くなりました。今、イギリスは世界で最も急激に感染者が増加する上位国になってしまいました。

ロックダウンの効果はあったのでしょうか? 感染者数の増加は横ばいとなったことを理由に、政府は「効果があった」としています。しかし、毎日数千人の感染者が新たに発見され、数百人が亡くなり続けている状態は非常に危険です。

ロックダウンしなければ、もっと犠牲者が出ていただろう、と言うことはできますが、あと一週間、いや二週間...イタリアで感染爆発が確認された3月上旬、即座にロックダウンしていれば、ここまでの増加はなかったのでは...? と、思っても仕方のないことを思ってしまいます。

学校の休校や飲食店の閉鎖など、一連の対策がバタバタと行われていた3月中旬、私は「きっちり情報発信しながらスピーディーにやってるな」と感心しながら見ていました。でも、実はそれでも全く甘い考えだったと、現在も大量に増え続ける感染者数が物語っています。ロックダウン前の中途半端な時期が長すぎたのではと、今は思います。

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イギリスのロックダウンは「食材か薬の買い出し、リモート化できない通勤、医療目的、一日一度の30分程度の運動」以外は「家に居ろ!(違反者は罰金あり)」というものです。友人や、離れた家族に会うことも許されません。これをイギリス人が守っているか?というと、みなさん結構守っているようです。ロックダウンで仕事ができなくなった国民に対し、イギリス政府は「収入の80%を補償する」としています。また、休校措置に関しても、医療従事者や警察など、休めない職業の親は子どもを預けられます。こうした救済措置があるから、みんな指示に従うことができる。そして、そんな中でも医療の最前線で働く人や、スーパーなど欠かせない仕事をしている人々に敬意と感謝の気持ちを持っている。今も毎週木曜日の夜には、皆で一斉にNHS(国民保険サービス)への感謝を込めて拍手します。家々や街のパブ、閉鎖中の商店などの窓には、子どもたちが感謝を込めて描いた虹が張り出されています。(写真は筆者の近所のパブにて撮影)

今のところ、日本の状況と比べたら、感染者数は多くても政策の筋はまだ通っていると思います。

今も毎日、不安な思いは渦巻きますが、猫↓のためにも、最大限注意して生き抜きますよ!そしていつか、日本のみんなに会いに行く。

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日本は、これ以上事態が悪化しないように、しっかりした政策を...タノム...(行政はせめて外国の状況を知って、参考にしてほしい)

※この記事は「月夜と猫」の個人的な意見です。本文中の数字はworldmeter(下記サイト)を参照しました。

🌟読んでくださってありがとうございます。Stay Safe!🌟


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