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大きくなるための資金は、具体的にはどうやってつくるのか。#443

まず一店、ぼろ儲けとなるような店をつくることやで。
ここで言うぼろ儲けとは、金額のことと違うねん。
収益率のことやで。
取引中の問屋や金融機関が驚くほど収益率の高い店を作ってや。
ほんだら、問屋と金融機関が「これはいける。協力のしがいがある」と支援をさらに強化してくれるようになるねん。


そやけど、この収益率は3年以上続けて高くなかったら信用に結びつかんねん。1年ごとに良うなったり悪うなったりでは、しょせん「水商売」やんか。


正確に言うたら、資本の収益性(総資本対経常利益率)が高いことやねん。まずは売上高対営業利益率の高いことやで。その前にマークすべき数値は「客数」やで。


経営が前向きかどうかは、客数が増えつつあるかが第一の評価尺度やねん。売上高でも粗利益率でもなく客数やで。
「客数が増えていれば、うちは支持されている」「客数が減っていれば、うちは支持されていない」と判断すべきやねん。


客数を常に問題にするためには、その数表が不可欠やで。
たとえば、月一回の幹部会議で、店単位と部門単位ごとの客数を検討してや。
そやけど、現実にみんなの会社の幹部会議で検討してるんは、売上高のことばっかりやない?
それやったら、あかんで。


もう一つが販売個数やねん。
これも、店ごと、部門ごとに数表が必要やで。


客数を検討するって言うても、単に今月と先月の実数比較をしても意味がないねん。もちろん、今週と先週、前年同月比もダメやで。
ましてや、日々の客数の増減に一喜一憂するなど、以ての外やで。
客数増減の原因を、天候や気温のせいにしてん?
そんなのは屁理屈が横行するだけやねん。


客数の検討って「さかのぼる一年間の客数」についてでなかったらあかんねん。
たとえば、今が7月なので、昨年の7月から今年の6月までの一年間の客数合計を問題にしてや。
月ごとに客数を集計しておけば、毎月1回、一年に、足し算を12回やり直したら、最も生々しい人気の趨勢を確かめられるねん。「さかのぼる52週(=365日)の客数」を、毎週出して週単位での計算やって簡単な足し算で出来るねんで。こっちの方がよりベターやねん。


お客が、わが社わが店をどれだけ便利やと評価してくれているかを、客数という最高のモノサシで測って、状況を知ることが出来るんやで。



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ほなねー

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