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「全国最中図鑑」 8 白ふくろう最中(栃木県那須郡)

栃木県と茨城県の県境にある鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)は、別名「フクロウの神社」。もともとフクロウは不苦労と書き表わせることから、昔から縁起のいい鳥とされてきたが、この辺りでは特に、古代からフクロウが神様の使い、幸福を呼ぶ神の鳥として崇められてきた。境内には日本最大級の大フクロウ(地上7メートル)をはじめ、数多くのフクロウの像があり、運気を上昇させてくれるパワースポットとして人気を集めている。
その、幸運を呼ぶ白いふくろうをかたどったのが、那須湯本にある扇屋の「白ふくろう最中」。厳選した国内産の白いんげんに牛乳をたっぷり加え、滑らかに炊き上げたミルクあんの最中。ちょっとひょうきんな愛らしいふくろうの形と、那須高原名物ならではのミルキーな味わいが人気である。

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扇屋 湯本店
栃木県那須郡那須町湯本200


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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。

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