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【生理学】下垂体後葉のホルモンについて

【2022/10/22 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【生理学】
 ⏩下垂体後葉のホルモン   についての解説

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オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 もぬけ です。


【生理学】下垂体後葉ホルモン

後葉から分泌されるオキシトシンとバゾプレッシンは後葉で産生されるのではなく、視床下部の神経細胞で産生されて運ばれたものである。

下垂体後葉から分泌されるホルモンは、実は下垂体後葉では作られておらず、視床下部で作られたホルモンが運ばれて貯蔵されています。

【下垂体後葉ホルモンの産生】
 ▶視床下部にて作られる。
 (視床下部の室傍核・視索上核で生成)
 ▶神経分泌物質
 ▶下垂体前葉とは異なる

下垂体後葉から出ているホルモンは2つです。

【下垂体後葉ホルモン】
 ▶バゾプレッシン(ADH)
 ▶オキシトシン

バゾプレッシンは「ADH」という略字で書かれることがあります。
「バ」なので「B」とか「V」からはじまるかとおもいきや違いますので注意してください。



【生理学】バゾプレッシン

バゾプレッシンに関する記事はこちらにまとめていますので後ほどご参照ください。

【バゾプレッシンの役割】
 抗利尿。
 体内の水分の低下を防ぐため水の再吸収を行う

【バゾプレッシンの生理作用】
 ▶集合管細胞の水の透過性を高める📈
 ▶集合管における水の再吸収量が増加📈
 ▶尿の排泄量が減少📉
 ▶血圧上昇📈
 (血管抵抗上昇・収縮期血圧上昇)
 ※遠位尿細管でも正解です。


【生理学】オキシトシン

【オキシトシン】
 乳汁の管理・分娩時の子宮平滑筋の収縮などをおこなう

【オキシトシンの作用】
 ▶射乳促進
 ▶子宮収縮(分娩促進)

よくオキシトシンは愛情ホルモンとか幸せホルモンとか言われていますが、生理学的にはそういった働きに関する記載は一切ありません。

おおきく2つの役割があります。

1つ目が「乳汁の排出」です。
いわゆる母乳を出すことで、授乳時に乳児に乳首を吸引されるとオキシトシンの分泌が増加します。

これは反射によってホルモンが分泌されるので「射乳反射」と言われています。

【射乳反射を起こすホルモンはどれか?】
 ▶オキシトシン

2つ目が「分娩の促進」です。
出産をするときに、胎児が産道へと入ってくるタイミングで、オキシトシンの分泌が促進されます。

そしてこのオキシトシンの働きによって子宮平滑筋の収縮が起こり、胎児を体外へと出す力が増します。

出産時にこの平滑筋の収縮が弱く難産になりそうなときに人工的に投与することもあるとか…


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