しお

会社員。転職3年目。映画と猫。

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最近の記事

憧れへの憧れ

最近、誰かに憧れて憧れてやまない、それ故苦しくて仕方がない。そんな人が描かれる映画を何本か観た。結果として、そんな人がいるという状況に憧れている。 大人になって、あんな風になりたい、と思うことがなくなった。多分なりたいと思うこと自体に恥ずかしさを感じるようになったからだと思う。 子供の頃は、それなりに憧れの存在がいた。PUFFY、魔女のキキ、若草物語のジョー、江國香織の小説に出てくる女の人達……その頃の憧れは、今考えてもやっぱりかっこよく魅力的な存在のままだ。 いつから

    • 世界は一人

      緊急事態宣言の発令から在宅勤務を続け、約2ヶ月。誘惑の多い自宅で果たして仕事ができるのだろうかと初めは不安だったが、慣れてしまえば大変楽で、今や元の通勤生活に戻れるのか不安なくらいだ。人にもよるだろうけれど、明日の服装を考える、化粧、コンタクトをつける、通勤、コンタクトを外す、化粧を落とすがこれほどストレスになっていたとは。 とはいえ、良いことばかりではない。これは私に限らず、会社の同僚や友人からも同じような話を聞くため色んな家庭で起きているのだと思うが、この外出自粛期間で

      • 気づけばもう

        時が経つのを恐ろしく早く感じる。年々。話には聞いていたものの、本当に、自分の感覚と実際の年月とのズレに驚くことが随分増えた。 社会人になってとみに速くなった。学生時代は、一年毎クラス替えがあったり、先輩が卒業したり、それなりに環境が変わることで区切りがついていた。それが、勤めるようになってからは、年度末に支出の〆に追われるくらいで、これといった区切りがなくなった。だからかもしれない。時は刻まれるものではなくて、ただ流れるものになってしまった。 こうなったらもう、自分で区切

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