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アイデアを考えるプロセス

~売れるより売る仕掛けを考えろシリーズ第四弾~

カレーパンだって 日本人のアイデア。
カレーパンが出来たときの事をちょっと調べてみてはいかが。

今回はもんてが中国でやった事と日本で今から受けるアイデアを考えるプロセスを実例で紹介します。

もんては中国に来て 事務所を探していましたが
目にとまった他のが JAZZBAR。(娘の私が見つけて父に提案!)
どうせ、夜中心だし、昼は事務所に使えるし、
接待にも使えると考えました。
しかも 事務所より 出入りが多くなるわけだし
中国人と知り合えるきっかけもチャンスも多い。
さらに制服をメイド服にしました。
事務所を事務所としてだけ考えるのではないところからやったわけです。

そこでは「ハンバーガー」がヒットしました。
「ハンバーガー」は誰でも知ってます。
でも、普通のハンバーガーは中国でも マックでも
街中の怪しげなハンバーグだってどこでもある。
そこにうちの店にしかない商品をだした。
まず 外国人が飛びついた。なぜなら、他にないから。
他では食べられないから。他に代用できるものがないから。
これが、ホンマもんの「差別化」です。
そして、この商品をフルマーケティングで売り込んでいく。
たったそれだけをやるだけで 遠くからでも 外国人が食いに来た。
こんな値段で売れるかなんて考えなくてもいいんです。
シンプルなんです。もっと、シンプルに考えればいいんです。
難しく考える必要なんてありません。
誰も知らないような商品を考える必要もありません。
誰も見たことのない商品なんて必要ないんです。
皆が知っているメニューのほうが絶対いいですよ、説明がしやすい。

だって中国人だって知ってるハンバーガーなんです。
ただ、何かを加えたり、形を変えたり、小さくしてみたり、
大きくしてみたり、逆転してみたり、他の業態の商品と合体させたりしただけです。
そんなことをするだけで 売れ筋の商品になりました。

だから パンにもこだわりました。
日本のコンビニ向けに冷凍生地を作っている日系のパン工場から
生地を分けてもらい自分の店で焼きました。
これで 中国のまずいパンでハンバーガーを作らずに済みます。
しかも 外国人でも納得の味のパン。
マックのクォーターパウンダーの向こうを張って125gまで大きくして
熱くした鉄板の上に自家製のパンと手配できる具(ベーコン、チーズ、トマトも焼いたトマトとフレッシュトマトの2種類、パイン、目玉焼)を焼いて 出しただけ。

たこ焼きに至っては、もう笑うしかないwww
品質が一定ですぐ出来る日本向けに生産された冷凍食品のたこ焼を電子レンジでチン!
自分で作るより間違いが無い、もんてじゃなくても間違いなく作れる。
味も日本と同じ味。それをステーキ用鉄板の上に置き、茹でキャベツと紅しょうがを添えて
たこ焼ソースとキューピーマヨネーズ、鰹節に青海苔
これが当たった。サイドメニューとして +一品でよく売れる。
終いには テレビの取材まで来た。
たこ焼だって もう中国人は知っている。
ただ、本物の味がない。
台湾経由でやってきたたこ焼チェーンの味はすごいww
ひどいところだと ホットケーキミックスで作ったうえに中華ソースww

誰でも知っているけど 本当の味を知らない。
そこに日本人のもんてがやっているという信頼で
食べてみると全然違うものだという事がわかる。
そこにポイントがある。

カレーもそうです。
スパゲティもそう。

中国人にとっても知っているメニューなんだけど
他にない出し方と味。そして高級化。
そういうアイデアを仕組んで さらに日本文化である 漫画とメイド。

ここまでやれば 中国においては完全オリジナル。

じゃあ、逆に日本でこれからやるのに面白い飲食店は何だろう
日本で流行っているもので何か無いか?
もんては一時、中国火鍋店を日本でやったけど
これは、今でもそこそこイケルはず。
やり方次第だ。知りたければいくらでも教えてあげる。
ただ、もう日本に紹介されて少し時間が経ってしまった。
じゃあ、他に無いのか?
あるあるww
もんてが考えるところ最低2つある。

<麻辣湯:ま~ら~たん>
中国に来た事ある人なら どっかで見たことのある店。
見かけても食べた事が無い人は多いかもしれないけどね。
簡単に言うと はなまるうどんの激辛麺屋さん
最初にオープン型冷蔵ショーケースに入った具や麺を専用のバスケットに入れて選ぶ
レジで精算する。その時に番号札をくれる。
店側は そのバスケットに入った野菜や肉や魚やさつまあげやソーセージを茹で器で茹で スープを入れて 番号を呼ぶ。
これを日本に導入する。しかも日本向けアレンジ

スープを一つではなく、種類を増やして辛くないバーションや日本の味のものも用意
具も日本の具も用意する。
朝は、種類限定
昼は、カフェテリア形式で自分で選んでもらう

ここでアイデアをもう一つ複合化
夜は、具を豪華に 鍋をメニューに加える。
昼の麻辣湯から麺を抜いて鍋メニューにする。
一人でも食べられる一人鍋も入れれば 単価も一人800円(飲料抜き)


<日式粳米巻:ヌーミージェン>
どこが日本式なんだか分からないがww
もち米使った温かい海苔巻
もんてが好きなのは その海苔抜きバージョン
少し味付けしてあるのもち米ご飯をラップの上に敷き、
お好みの具(胡瓜、ソーセージ、目玉焼、高菜)を入れて巻く
マヨネーズやケチャップなどのソースもお好みで聞いて出す
トッピングで料金は変わる。
これなんかは 日本の地下鉄の駅ちかや学校の近くならマジ受けると思う。
アイデアプラスするなら 日本でやるなら 軽ワゴンでやってもいいなァ
投資もあまりかからないし、イベントやスポーツ観戦でもバッチリだと思う。
これに ホットドッグも組み合わせれば いいと思うなあ

さて この二つを もっと売れるようにするにはどうしたらよいだろうかww
そのまま、日本でやってもいいけど
もんてなら さらにそれを日本向けにするなァ

今まで紹介してきたみたいにアイデアが浮かんだら
それに付加したり 大きくしたりブラッシングして具体化して
そこで検討してみる。
そういう作業で 売れるような仕組みを作るわけです。

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