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合法的に人をさらって山に置いていける快感


・これはエクストリーム帰寮2021 Advent Calendar 2021の6日目の記事です。

・「エクストリーム帰寮とはなんだ?」と思う方はエクストリーム帰寮のTwitterアカウントや他の参加者のブログをチェックして来年参加してみましょう。

 こんばんは。総合人間学部4回生のものずというものです。
 ブログ完全に忘れていました。今実習先でレポートそっちのけで書いているので許してください。

目次

4回生で運営として参加した経緯

 今回僕はエクストリーム帰寮に初めて参加したのですが、多くの人が参加者として連れていかれることを選択する一方で、ドライバーとして参加することに決めました。
 理由はタイトルの通り

合法的に山に人を置いていくことができる

 この理由一択です。深夜に下回生をどこかの山の奥に置いていくことができる。
 これを合法でやっていいっていうんですよ?天国過ぎませんか?自分が考えに考え抜いて降ろした場所から、参加者が死にそうになりながら歩いて帰ってくるのをTwitterでニヤニヤしながら眺めるのがこの上ないご褒美だと思いました。そこで素早く腐れ縁の奴にコンタクトを取って、運よく運営に回ることができました。

当日の過ち

 しかし大きな問題が当日に生じてしまいます。ダブルブッキングです。しかも友達と深夜ドライブの約束をしていました。普通ならどちらかを休んで一方に集中して楽しむと思います。ここで脳筋の僕は「両方ドライブなら同じレンタカーを借りて夜通し運転すればいいじゃない」と、考え深夜0時まで友達とドライブ、深夜1時からエクストリーム帰寮という無茶苦茶な時間設定を組みました。ここから12時間以上にもなる僕の混沌と狂気のドライブが始まるわけです。

友達とのドライブ

 夕方7時にドライブに出かけました。行先は福井県おおい町。ウーマンラッシュアワー村本が生まれ育った町です。特にファンじゃないけど。実はここに人を置いていく計画を立てていたので下見を兼ねていました。京都までは80kmくらい。まあそこら辺の距離を希望している人がいたら「直線距離は50km!」とかいって正当化して置いて行こうかなと考えていました。

うみんぴあ大飯

 画像はうみんぴあ大飯です。福井県飛ばしたら絶望するだろうなと思いながらずっとニコニコしていました。こんな性格の悪い男のドライブに付き合ってくれた友達には感謝しかありません。
 

 ここはうみんぴあ大飯からほど近い青戸の大橋です。何だかんだここに落とされてもきれいな景色で許してくれるっしょと余裕綽々で考えていました。まあちょっとした心霊スポット?なのですが。
 こんな悪魔みたいな計画を立てていた僕でしたが、結局おおい町にはいきませんでした。理由は雨です。京都に戻る途中に嘘みたいな豪雨に襲われて、今後も雨雲レーダーでは断続的に雨が降るっぽかったので、ミリ単位で残っていた雨の中歩くのは可哀想という気持ちが勝ってしまいました。そうこうしている間に京都に戻り、エクストリーム帰寮に参加することになります。
 ここで友達の一人を「君を助手に任命する!」といって無理矢理エクストリーム帰寮の助手席に座らせて最後までドライブに付き合ってもらいました。卒論1文字も書いていないのにごめんなさい。

1組目を誘拐

 その後深夜1時に熊野寮にワクワク気分で突入して、一組目を誰にしようか吟味しました。ふと見ると12時から待ち続けている悲しい三人がいたので誘拐することに。

「ありがとうございます!いやーずっと待っていたんですよ!」

 いやいやこっちこそ遠い所を選んでくれてありがとう。彼らは50㎞と指定していました。 
 車に乗せた3人は二つのグループでした。
 ①理学部3回生、エクストリーム帰寮経験者、前回奈良公園で物足りなかった
 ②工学部2回生と農学部1回生、エクストリーム帰寮初参加
 50kmはなんとなくで書いたと言っていたので、「最短距離」で50kmだと友達と解釈して行先を決めました。
 モンスターとブラックブラックでハイになってトークでも飛ばしまくり、まず②のグループをここに置いてきました。

どこか分かりますか?この特徴的な狸の置物。




 正解は信楽駅です。
 熊野寮までのルートは最短距離が42.9kmですが、たぶんわからないので50kmくらいをさまようと読んでここにしました。それにしても夜の信楽焼の置物ってとてつもなく不気味ですね。ここには置いていかれたくないです。
 降ろした子達の「え?ここどこ?」と戸惑う声を聞きながら次の目的地へと車を発射させました。
 ああああああああああああああああああああ気持ちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
これマジで合法なんですよね?気持ちよすぎる。

 次の経験者の子は少し自信があるようだったのでここに置いてきました。

 いや自分だったら何が何だかわからん。これはナイトモードで撮った写真なので本当はもっと暗いです。





 正解は甲賀の里忍術村です。
 熊野寮までのルートはこんな感じです。
 こっちは最短距離が50.2kmでした。参加者の子が本当に戸惑っていたのが印象的でした。車を出した後、いけないことをしているという背徳感が本当に気持ち良かったです。人を山に置いて行って快感を覚える4回生が社会に出ていいのでしょうか。

2組目を誘拐

 朝5時近くに熊野寮に戻ってきたときには流石に疲れが色濃く出ていて今にも死にそうでした。なのでもう帰ろうかと思いましたが、なんと知り合いが参加するとの情報を得ました。これは多少無茶できると思い、何とか捕まえてこちらも3人をさらいました。

 ①工学研究科の方、先輩を置いていけることに興奮を覚えた
 ②知り合いの総合人間学部3回生とその友達、「お手柔らかに」といわれたがその時点でいうことは全く聞くつもりはなし。
 
 ガムを噛みまくって眠気を飛ばし、まず①の方をここに置いてきました。

 ここはどこか分かりますか?



 正解はかめおか霧のテラスです。
 熊野寮までのルートはこんな感じです。うーん国道9号から帰ればもっと早いような。とりあえず絶景でしたが、山道を下るという地獄が待っているので絶望している顔を想像しながらウキウキで次の目的地へ向かいました。

 次の知り合いのグループの放置場所の写真は取り損ねてしまいました。ごめんなさい。
場所は高槻森林観光センターです。
熊野寮までのルートはGoogleの徒歩ルートで計算できませんでした。とんでもない所に連れて行ってしまいましたね。ここは高槻市に釣られて大阪方面へ向かうととんでもなく遠回りになるので最初の道選びが肝心です。

帰寮後と置いていった人たち

 帰寮後は車を預けてすぐに爆睡しました。起きたのは昼の15時くらいだったので、Twitterで動向を確認したところ、1組目の①は最初本当に訳が分からなくて道なき道を歩いて苦戦していました。②は二番目の正解ルートに行ったものの、そもそも距離が長いのでここ苦戦。2組目の①の先輩はTwitterで動向を終えず。②はなんと不正解の大阪方面に向かっていて苦戦していたので罠にかかってくれました。最終的に僕が放置した人は2組目の①の先輩を除き、全員10時間以上かけて苦しんでゴールしたので、1日中快感で脳汁ドバドバでした。

まとめ

今回邪な理由でドライバーとして参加しましたが、違う意味でも楽しむことができました。この企画を寝ずに遂行してくれた責任者の方には感謝しかないです。ありがとうございました。可能なら来年も仕事帰りに京都まで車飛ばして参加したいです。この経験を胸に社会へ飛び立っていこうと思います。来年も皆参加してね。

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