禁じる力~犬看板のない公園(淀川河畔・福から大物の通行録)
阪急淡路駅で降りたのは先日京都帰りに見たこの長い踏切を通りたかったというだけで、
通ってみるとやはり長い踏切はかっこよかった。
淀川まではすぐだろうと思っていたが、これ
に阻まれ、10分ぐらいこれ沿いに歩いた。ようやく現れた歩道橋に登った景色はこう
であって、渡りきると淀川の土手の上に敷かれた道ということになる。次の横断歩道はまた10分ぐらい歩いた先にあるようだ。川沿いに暮らしていると思っていたら、これ沿いになっていたという人がいるだろう、とかを考える。ゴルフ場を過ぎて川原に降りると排気ガスのにおいも遠く、ほとんど別の地域のよう。空気は爽やかだが、淀川はあまりのどかとは言えず、基本的にものものしい。河川敷を歩いていると、何かを禁じる言葉が目に入らないことがないのだ。
うるせえうるせえうるせえうるせえ!!!
住んでいる人の住居なのだと思うけれども、何軒か立派な小屋が建っていて集落みたいになっているところもあった。
ものすごいアシが生えているところがあって、ススキかと思った。うかうかしていると日が暮れそうだったので、十三から阪神なんば線の福まではバスでショートカット。
歯に衣着せぬ看板を2つ見た。この辺り、なんとなく千鳥橋の辺りのような寂れ方を想像していたが、町工場の合間合間にある住宅の多くは平成の家、という感じだった。
この区間では、私設のものを除いて公園などに犬の排泄を禁じる看板を1つも見なかった。犬看板の追っかけとしては寂しいが、うるさいことないのはもっといい。
出来島の辺りで橋を渡り、小さな中洲、その名も中島を通るともう1つの中洲に降りる。
全ての岸が完璧に護岸されている。2つ目の中洲は佃というらしい。
左門殿川を超えると兵庫県に入る。いつも県境はどこだったかしらと考えるのだが、これで二度と忘れないだろう。
ところで神崎川がこの佃のところで左門殿川と神崎川に分かれるのだが、神崎川の方はさっきの中島のところで更に分岐して、東側の細い川が神崎川となる。そしてその支流と左門殿川が合流すると中島川になるらしい。(最後に神崎川は更に西島側へと枝分かれする)。なんとなく面白いので地図でも見てみてください。
通りがかりにビニール袋の工場があって、そこで袋づくりのことを「製袋」ということを知った。
最後は大物から帰る。というわけで、というわけでもないが、
ちんちんみたいな曲がり方でお別れです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?