「キミ 想フ ヨルニ」という曲について
「キミ 想フ ヨルニ」 三島元樹
3.11の震災で生まれたこの曲ですが、僕の曲の中でもっとも簡潔で強い音楽かもしれない。きょう、某プロジェクトの音楽打ち合わせをしててそう思った。この曲を書いたときの想いが、何も説明しなくても聴く人に届く。いままでにたくさんの曲を書いてきたけど、そんな幸せな曲ってほとんどないんじゃなかろうか。あまりにもシンプルだからちょっと恥ずかしかったりするんですが、むしろシンプルだからこそ、ストレートに届くのかもしれないな。おかげさまで、コンサート、ピアノ教室、ブライダル映像、写真とのコラボなどなど、僕の手を離れさまざまな場所や作品で愛していただいてます。（もちろん、僕もコンサートで弾いたり、表現違いの新録音をいくつかリリースしてます！）
演奏の難易度は低い。けど、表現の奥は深い。僕自身、いまでも表現が変化してるし、プロの演奏家の方たちが弾いてくれる音も、それぞれで全部表現が違い、僕が知らなかったこの曲の新たな魅力を引き出してくれていて刺激されます。
来月11日になれば、あれからちょうど11年……。痛ましい記憶ではあるけど、この曲がある限り僕は忘れないし、温かな想いは続いていってくれると信じてます。
下記リンク先ではこの曲の生まれたエピソードに加え、ピアノ譜（オリジナル版）をDLできますので、弾いてみたい方は是非♪
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