モノリトルプレス

文芸サークルです。創作小説のアンソロを文学フリマに出しています。【書籍版】https:…

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文芸サークルです。創作小説のアンソロを文学フリマに出しています。【書籍版】https://monolittlepress.booth.pm/?s=09【電子版】https://amazon.co.jp/dp/B09LJ1ZDLD/

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最近の記事

『よくある話』

『ベッドサイドのライトを消す、悲しみに灯をつける』という詩がある。 令和六年の今、検索しても出てこなかった。おそらく新聞の隅にでも載っていた無名の作家の言葉だったのだろう。だが二十年前に小学生だった僕に強烈な印象を残したその二十三文字は、今でも忘れていない。 昔から、死ぬことに関する感性に敏感だったのかもしれない。物の分別ない三歳の頃に父方の親を亡くし、手を引かれて火葬場に行くことになった。そのとき概念として『人の最後』というものを肌で学び、それはふとした時に行動に現れた。

    • 作業のお供に最適 ドリンク5種レビュー

      こんにちは。仕事で死にかけていた3月が終わり、4月に入ってようやく生活に余裕が出てきた木幡慶です。 突然ですが、みなさんは普段、エナジードリンクは飲みますか。 今日こそは頑張りたいという時(あるいは日常的に)、エナジードリンクや栄養ドリンクを飲む方も多いかと思います。今回は、この一月眠気に打ち勝つため様々な種類のドリンクを試してきた私が、独断と偏見に基づいてレビューをしていきたいと思います。 ①レッドブル・エナジードリンク製品紹介URL:https://www.redb

      • 自動小説執筆サービス「AIのべりすと」の紹介とその背後の仕組みのふわっとした解説

        鈴鹿詩子がAIで小説を書くというサービスを紹介していてひっくり返った。 https://www.youtube.com/watch?v=XuqYZrf-RHA&t=833s なんとも「AIのべりすと」というサービスらしい。 https://ai-novel.com/ 会わないうちにいつの間にか高くなった親戚の子にあった気分だった。 自然言語処理は専門ではないが、機械学習を使ってお仕事をしている身としてはチェックすべきだろうと思い、さっそく使ってみる。 黒い文字が私によっ

        • スポーツ漫画の要素に関する考察

          こんにちは。メンバーのisihyaです。 この間の日曜日、暇を持て余していたisihyaと連れは、漫画喫茶なるものに行ってきました。 子供の頃は満喫の存在意義が分からなかったのですが、最近ようやくソファー席でまったりできるし、漫画が読み放題でドリンクバーもついてるので暇つぶしには悪くないと気づいてきました。 え? 家で漫画買って読めばよくないかって? まぁそうなんですけど、場所を移動してリフレッシュしたいときもあるのです。近頃はリモートワークで家にいることが多いので特に。

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        • 短編小説
          0本
        • 創作コラム
          6本

        記事

          合評会をやってみよう!

          はじめに(読み飛ばしてOK)こんにちは。 モノリトルプレスという文芸サークルで小説を書いている西舟です。 当サークルは活動を始めてちょうど1年を過ぎたくらいなのですが、幸いにしてメンバーの精力的な創作活動の甲斐もあって、活動期間に対して十分と思われる程度に合評会を実施することができました。 今回の記事では、合評会って何なの?ということからスタートして、我々が1年間で獲得した学びらしいものを、合評会の運営ステップという形に変換してお話します。 「同人アンソロをやってみたい

          合評会をやってみよう!

          マンガ・小説のアニメ化に関する気づき

          こんにちは、木幡慶です。 最近(といってもここ十数年)、マンガや小説原作の作品の映像化が頻繁に見受けられるようになりました。それはオリジナルで大規模な劇場用映画を作ることのリスクを鑑みた結果なのかもしれませんが、何にせよ人気作品の映像化は大きな話題性があり、特に昨年公開された『鬼滅の刃 無限列車編』は史上稀に見る大ヒットとなりました。 『鬼滅の刃』の成功を受け、ヒットしたマンガや小説を映像化するという流れは今後も主流となっていくように思います。しかし、紙の媒体の作品を映像

          マンガ・小説のアニメ化に関する気づき

          【創作の設定あるある】でっかくなっちゃった系作品についての考察

           「でっかくなちゃった!」と叫ぶ芸人のネタがある。マギー審司と呼ばれる芸人のネタで、台詞と同時に彼の耳が文字通り「でっかく」なる。筆者が幼稚園児か小学生のときに一世を風靡していた。失礼だがまぁ本当にネタとしてはひどく単純で、これが通用するのはせいぜい小学校低学年くらいだろうなぁとずっと思っていた(マギーさんごめんなさい)。  だが最近思うのは、その本質と言うか、「でっかくなる」ことのインパクトそれ自体は意外とよく見られるんじゃないか、ということだ。特に創作界隈で。  今日

          【創作の設定あるある】でっかくなっちゃった系作品についての考察

          なろう小説と自然言語処理

          はじめにこんにちは。当サークルメンバーの石屋です。 近所を歩くとツツジやら春紫苑やらが植え込みから元気よく咲き乱れていて、春だなぁと感じるこの頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 さて、なろう小説について今更語る必要はないと思いますが、なろうはWeb小説の巨大プラットフォームとして名を馳せており、そこから商業化する作品も多いです。 一方で、広義の人工知能の界隈では自然言語処理が流行っています。分かち書き、翻訳などをはじめ、最近では感情を分析する、自動で小説を書く

          なろう小説と自然言語処理

          小説、書いていますか?

           みなさん、小説書いていますか? 僕は書けていません。創作サークル「モノリトルプレス」の西舟です。  なんとなく気が向いたので、「書けないけど、そういうときどうしてる?」というのを試しに、備忘として書いてみたいと思います。めちゃくちゃ役に立つことは書きません。1分で読んで15分で実践できるような内容です。 何も書けない(分からない)とき、人の目は澄み切っています。  世の中にはすでに役に立つ脚本術をまとめた、たくさんの本があります。同人製作をする人々の中には、参考にして

          小説、書いていますか?