韓国にはまだ行かない

　台湾の話が出たが、同様に近い国である韓国にはまだ行っていない。

　一番の原因は情報不足だろう。(自分にとって)面白い話があれば、民族のそれこれだ、文字が読めないだというのは関係ない。

　自分の場合、国鉄の列車とか、(自分の小さい頃の)地方私鉄とか、あとナローゲージとか、そういう所から鉄道に入っていった。韓国はこういう所からの接点はあまりない。

　もし都市交通から入っていたら、釜山に残るコルゲート付きステンレスカーは魅力的だと思うし、ソウルにも日本の流儀とは違う(かつやや旧型の)電車が残っている。
　少し前までは「ゲンコツ」と呼ばれるフランスの電気機関車がいた。フランスの機関車は日本には売ってくれなかった逸話があるが、近い所で見られたのだった。
　鍾乳洞に入っていくモノレールの存在も聞いている。

　でも価値は認めるけど、やっぱり「それだけでは」と思ってしまって行っていないのだ。

　ただ、ネットを始めた時には、台湾より、韓国を先に調べた。ナローゲージ路線である「水仁線」の存在を聞いていたからだ。車体の感じもちょっと前の非電化地方私鉄みたいだ。
　しかし水仁線は廃止されてしまっていた。

　どうも聞くところによると、日本よりスクラップ＆ビルドの速度が速いらしい。

　もう１つ、韓国では鉄道施設の撮影は禁止というのもある。有名無実化しているようだが、無理する事はない。