私の記憶に刻まれた音楽たち その1

素晴らしい音楽が溢れている私たちの生活の中で、どれだけの作品が自分にとって何かのきっかけを与えてくれる事になるかは、おそらくその当時はわかりません。
数年後か、10年後か、今思えば「今の私の転換のきっかけになってたんだなあ」なんて気がつくような曲がきっと自分自身に刻まれてる証拠かもしれません。


小学生の頃、おかしな日課?がありました。

学校から帰宅し、友人と遊んで、晩御飯まで時間がある。母の「ご飯だよー」の合図があるまでの時間に、居間にあるステレオセットにヘッドフォンをさし、10枚セットのクラシック楽曲集(シーン別)を1から順番に聴いていく。紙とペンを用意して自分が好きな曲・まあまあ好きな曲の番号を書いて行く。

この行動を仮に代表選考会(なんのこっちゃ)と今は呼びたいと思います。


1曲の再生時間は今思えば出だし長くても1分(笑) 最初のツカミがグッと来なければ選考から漏れます(笑) 晩御飯までに10枚分全部選別出来るとかなり満足します。

10枚セット全部選別したらもう終わりじゃないか。そう思うのですが、学校の授業でもよく言われておりました「テスト回答が全部終わったら必ず復習をしなさい」 これをテストではなくこの代表選考会で何度もやるのです。

「私はこの曲が良いって思ったけど、本当にそうだったんだろうか?10枚分も聴いてるから最初は忘れちゃってる。明日確認・復習する!」

また飽きもせず本当にこの曲を選考したのは正しかったのか?と振り出しに戻ってステレオの前に紙とペンを置いて座るのでした。

その時間、勉強してたら人生違っていたかも知れません(笑)夢だった世界を股に掛けるツアーコンダクターになってたかも知れませんね。

そんな事をほぼ毎日やっていたので、代表選手は今でもよく覚えています。クラシックピアノを習っていたと言うのも大きな理由の一つだと思いますが、小学生の頃は車の中で父がかけていたカセットテープのJ-POP、そして10枚セットのクラシック楽曲集が私の身の回りにあった音楽でした。


代表選手(曲)たちをご紹介しましょう!

アラム・ハチャトゥリアン/剣の舞

ヨハネス・ブラームス/ハンガリー舞曲 第5番

ヨハネス・ブラームス/ハンガリー舞曲 第1番

モデスト・ムソルグスキー/交響詩 禿山の一夜

フランツ・リスト/ラ・カンパネラ

モデスト・ムソルグスキー/展覧会の絵(ピアノ)

まだまだありますが(代表選手いっぱい笑)ある意味非常にわかりやすいラインナップ。きちんと音楽史を私は通っておりませんので、ひとまず今回はここまでにしたいと思います。
この楽曲たちを改めて今分析して行くと、なぜ小学生の頃の私の心に刻まれたのか、その所以はなんなのかが明確に見えてきて面白くなる気がします。

頂きましたサポートは記事作成・動画作成・投稿等活動費として使わせて頂きます(^^)