9月30日(日)

今日から夜勤。午後からよくねむつて五時に出勤。毎日三十円だ二十円だと小費をもらうのは面倒だから、出かけに千円もらつて行く。       朝方ひどい地シンで、時計はとまる、金魚の水はこぼれる、あまりひどいので腰が変になつた。政美を抱いてゐた。君代もあぶなかつた。若しあの時家がつぶれでもしたらどうなるだらう。あんな事で家族がケガシタリ死んだりはしたくないものだ。あの時は火を消して外に出る事だ。

娘からの注:                            wikipediaによると『1956年(昭和31年)9月30日 白石地震 - Mj 6.0、福島県福島市で震度 4、死者1名、蔵王山噴火のデマにより混乱。』とある。震度の大きさだけ見ると大したことないように思えるが、家がボロだったので揺れが激しかったのではないか。とっさの時に子供を抱くのは偉い。父性が足りないわけではない。

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