サイボウズ就職までのぜんぶ
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サイボウズ就職までのぜんぶ

最近、サイボウズに興味がある学生さんとおはなしする機会をいただきます。

「どうしてサイボウズを選んだの?」「どういう就活をしたの?」

そうきかれるたび、いつも上手にこたえられない自分が悔しかったので、今日は自身の就職活動についてふりかえってみることにしました。

実家の引き出しのなかから、懐かしいものを引っぱり出してきました。

就職活動のすべてが記録されているスケジュール帳と企業理解ノート、そしてかなり赤裸々な自己分析ノートです。

いつ頃から、どんな理由でサイボウズを気にしはじめていたのか、【興味】 【体験】【理解】【整理】の順番でさかのぼってみることにしました。


【興味】 自分の分身のような社員さんをみつけた

「IT企業なのに、メディアの編集者………?しかも内容は会社のビジネスとは関係ない……?はて……」

そんな不思議なプロフィールに惹きつけられ、はじめてサイボウズに足を運んだのは10月のこと。サイボウズ式編集部で働く、あかしゆかさんへのOB訪問がきっかけでした。

当時、あかしさんのことはそれまでまったく知らず、はたまた大学の先輩でもなかったので、『Macher』というOB訪問アプリを通じて実現した面談でした。

それまでマスコミの記者として働くことに憧れていた私は、「紙媒体でなくてもコンテンツをつくって広く届ける仕事ってあるのか。ニュースでなくても人の生活を支える情報発信ができるのか。」と、こりかたまった視野を広げていたところでした。

そこで、IT企業のなかでメディア人として働くあかしさんに、サイボウズで経験できるメディアのお仕事についておきかせいただくことに。

(面談の記録はこちらのノートに。サイボウズの「サ」です。)

あかしさんが、もとは本の編集者になりたかったこと、夢を叶えたくてサイボウズ式に異動したことをおはなしくださるなかで、「自分の分身のような方がこの会社にいる……」と心が揺れていました。(あかしさんは分身どころか大の憧れなのですが。)

世のなかにはたくさんの素敵なメディアがあるなかで、サイボウズにとくべつ惹かれたのはこのときの感情がきっかけだったような気がします。

あかしさんにご紹介いただいて、『サイボウズ式』アリキリの動画、また製品広告の反響新聞広告を目にするようになり………。その奇想天外で、思わずクスッと笑わせてくるサイボウズのユニークさに、どんどん&ぐんぐんのめり込んでいきました。


そんななか、サイボウズの営業インターンシップがはじまるという噂を11月にキャッチします。「私はメディアがやりたいんだが+IT製品とかぜんぜんわからんが、サイボウズのなかに入ってみたい……」というあやしい動機でインターンシップの選考を受けてみることにしました。

インターンの第一次選考でお会いし、そのあと内定までていねいにフォローしてくださったのがサイボウズの人事 綱嶋さんでした。


【体験】 「サイボウズではたらく」を体験してみる

無事にインターンシップに合格し、五日間の営業体験ができることに。

「インターンって、まあゆるいだろうなあ」なんて思っていたのですが、これがなかなかハードな毎日でした。

サイボウズに対しては、メディアを通してユニークなイメージしかなかったので、ここでようやく「IT製品を本気でつくって売っている会社なんだ……」と認識しました。(遅すぎる。)

インターンでは、医療の現場にkintoneを提案するという課題をいただき、なにもわからないところから、最終日には現場の業務改善に対する強い思いがこもったプレゼンができるように。

また、実際に営業を体験したことで「自分はもっと広くサイボウズの製品価値をひろめたいなあ」と思うようにもなり、それがいまのマーケティングのお仕事につくきっかけにもつながった気がします。

実際に社内に飛び込んでみるのはとてもおすすめします。

【理解する】 ここでようやく青野さんの本を読む

サイボウズの「やっていること」が断片的にわかるようになると、この一見バラバラにみえる事業が、なにで結びついているのか気になります。

……ということで、社長青野さんの著書『チームのことだけ、考えた。』を12月にようやく読みました。

「チームワーク」という言葉は、日本の学校に通っているとなんども耳にします。「集団行動」「ひとりはみんなのために」、そんな概念をつぎつぎと彷彿とさせる、あまり好きではない言葉のひとつでした。

しかし、この社長さんは「個性のための社会」「社会のための技術」を主張している。つまり、真逆のことを言っているんだと気づきます。

本を読んで感動したのは久しぶりのことで、思わず最後の数ページを印刷し、就活ノートに貼り付けました。いまでもときどき見返します。

サイボウズのバラバラな事業は、個々が生かされる社会=チームワークのある社会のためにあるんだ、ということが理解できると、このストーリーになぜ自分が共感しているのか、なぜ自分もジョインしたいのか整理したくなりました。

【整理する】 サイボウズへの愛を言葉にする

この時点ではまだなぐり書きのメモですが、とにかくサイボウズへの愛を言葉にする練習をしました。就活ノートに書いたり、面接の練習だと思って、周りの人にサイボウズの価値をしゃべりまくったり。

(文中に競合企業に対してだいぶ失礼なことを書いているのですが、学生の考えです。お許しください。)

たくさん考え、書き続けると、衝動的な感情ばかりが並ぶなかで、きらりと光るエッセンスが出てきます。それをていねいに束ねて、エントリーシートにまとめました。

マスコミ就職を目指していた私の動機は、ざっくりこうでした。(ESではもっときちんとした言葉で書いています。)

世のなかには、目を向けるべき社会問題がたくさんあります。ジャーナリズムを勉強していた私は、その問題を伝え、たくさんの人に「遠くの困っている誰か」を支えてもらうことを仕事にしようと思っていました。
しかし、他者のストーリーに耳を傾けるには、その人の心に相当な余裕がなければできません。世のほとんどの人は、毎日電車で座れるか、いい買い物ができるか、そういったことで日々精一杯だという現実に気づきました。
もっと社会問題に目を向けてもらうためには、彼ら自身の生活を楽にすること、忙しさのなかで大きな声をあげられない人に代わって「おかしいだろ」と伝える誰かが必要なことを知りました。なかでも多くの時間をしめる「働き方」に余裕をもたせることが重要だと気づきました。

サイボウズの製品やチームワークの考えを広めれば、少しずつでも、たしかに働き方を柔軟にできる。幅を得た生き方のなかで、社会問題に目を向ける人や時間が増えれば、もっと他者のことを思える、チームワークあふれる社会になれる。

だから私も、サイボウズの製品を届ける人になりたい。仲間に入れてください。


正直、かなり飛躍した理念への共感でしたが、もしこの解釈がちがっていれば、惚れたサイボウズにいかないぞ、という思いもありました。

でも、なんとなくですが、自分がここまで惹かれているなら、こんな深い思いも共有できそうだ。そんな気がしていました。


サイボウズに入社して

サイボウズに入社して、そろそろ半年が経ちます。6月からはkintoneのプロモーションをするマーケティングのチームでお仕事をしています。

就活生だった自分が心を動かされたクリエイティブをつくったチームでもあり、「考えること」「書くこと」が大好きな私には願ってもない部署です。

日々、「これを見た人はどう思うだろう……」「はじめて読んだ人に伝わる言葉はなにかな……」と自分の想像力とたのしく戦っています。


だけど、もちろん苦しいことだってあって。

そんなとき、ここまで自分が魅力を語れる場所じゃなかったら、きっと耐えられなかっただろうなあと思います。

見栄とか、誰かのために選ぶ会社じゃなくて、自分のために就職先は選んだほうがいいです。ぜったい。私も、あのときサイボウズに感じた不思議な魅力についていって、ほんとうによかったです。


ここまで読んでくださってありがとうございました。

サイボウズが気になっている学生さん、かげながらとっても応援しています。

ぜひ、自分なりの方法で深めてみてください。

それでは。

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ありがとうございます!
お仕事や社会について思うことをつらつら書いています。ときどき好きな曲を歌います。