モンジャクシン篠原

男には旅に出なければならない時がある。 ロックンソウルバンド、モンジャクシンズ/ロード…

モンジャクシン篠原

男には旅に出なければならない時がある。 ロックンソウルバンド、モンジャクシンズ/ロードムービーズのギターボーカル、モンジャクシン篠原。「人生はロードムービーだ!」ってことで愛する(広義の)ロードムービー達をご紹介。 https://www.studio-mondo.com

最近の記事

『カセットテープ・ダイアリーズ』 〜これは僕のブルーハーツだ

久々に、ロードムービーでない映画を見た。ま、ウルトラ広義で言えばこれもロードムービーだが(というか、ロードムービーでない映画などあるのか?)。 1987,88年のイギリス、ルートンという町。 パキスタンからの移民二世として暮らす17歳の少年、ジャベド。 消えきらぬ差別、貧しさ、父(民族性)との対立。 息苦しさに包まれていた中、ひょんなことからブルース・スプリングスティーンの音楽と出会う。 この出会いの衝撃、そして同じく”ブルース”を愛する友達がいることの喜び

    • 俺の道〜ライブってロードムービーだ!

       ロードムービーを紹介するブログを作ったつもりだったが、そんなに映画を観ない日々。というかもうほんと体力気力がなくてダラケまくった日々を送っていました。頭が回らない。ビタミン不足。  書きたいことは折々浮かぶのだが、このブログのテーマ「ロードムービー縛り」に合わない。ということで、思い切ってテーマを変えます。なんでもあり。ま、人生はロードムービーやからね。俺の道。うんうん。  さて、ライブが好きだ。見るのも演るのも。結局、あれもロードムービーなんだ。まさに。  演者は、もち

      • 東島丹三郎は仮面ライダーになりたい(漫画/2018年〜)

        出ないと知りながら、カメハメ波の練習したことあるだろう?万に一つ出るかもと思って、安全な方向に向けて放っていた。 この漫画はそんな狂人達の話。自分こそが仮面ライダーになり、いつか現れるショッカーを倒すのだと。40歳とかまでそう信じたり、もしくはその可能性を捨てきれなかった男や女。 そうしたら、ほんまにショッカー出てきたんだ! 頭おかしい漫画だよ! まるでギャグ漫画のような設定とテイスト。 けど感動するんだ! 信じることの力強さ、万に一つの可能性に向けて努力し続けることの尊さ

        • クライ・マッチョ(2022年公開/クリント・イーストウッド監督)

          〜〜〜〜〜〜〜 ロードムービー(road movie)は、映画のジャンルである。旅の途中で起こる様々な出来事が、映画の物語となっている。(中略) 文学における東海道中膝栗毛などの「旅行記」「紀行」「道中記」、和歌における「羇旅」にあたる。wikipediaより抜粋 〜〜〜〜〜〜〜 ぼくが好きな映画ってロードムービーが多いな、と気付いたのはつい半年ほど前。そんな折、映画の神クリント・イーストウッドの新作がまさにロードムービーど真ん中、ということで観に行った。 舞台は1980

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