見出し画像

学習:ポルトガル語 #2 | 白水社ニューエクスプレス+(プラス) ブラジルポルトガル語

書いたものが 目に留まる人にとって何か参考になれば という思いで Noteという場所にぽつぽつと駄文をしたためていますが
今回のは 登山記念のような 備忘のような 私的記事です。

加えて
ポルトガル語初学者のほとんどが通ってゆく「門」のような本書には
余程の手練でなければ 新奇なことを語る余地など見つからないでしょう。
しかも赤子レベルのポルトガル語(との関わり)では 学習書の批評すらできず、、、記事の分類は 「学習」 にしました。


まだ馴染まない言葉を使えるようになるには目標を立てたほうが確実に進む、と自分の経験が(少なくとも自分にはそうだと)囁きますので
特に急いで取得する必要のないポルトガル語であっても 年一回開催される秋の試験(CAPLEのCIPLE)を目標にしよう と軽ーく決意してました。

独習がなあなあにならないように
都内在住のポルトガル人の方にお願いして 週一回の頻度で ポルトガル関連の雑談、試験への準備/相談、簡単なコミュニケーションの練習相手を承諾していただくようにしました(お布施あり。) 

そして 大体二ヶ月程度経った頃、
先生が所用で自国に帰省され、

ひと月後 東京に戻られた後 暫くして
「日本の夏はサウナだから わたし 秋まで故郷にとどまるわぁ」
と 再び自国へ戻られ。。。
(=なかなか自由度高い生活で羨ましい。)

秋も始まろうとする時期なので メールで安否確認すると
「 色々こっちでやることあるので東京には11月に戻るわぁ」
と。。。(=いや、それでいいんですけど、ね。)

日本の文化に造詣深く 気さくな方なので しばらく雑談できないのは
ちょっと残念ですが
言葉への足腰をつけるには 独習が必要なので 支障ありません。

ただ 秋試験の申し込みは ポルトガル語サイトで申請が必要 だったり
試験範囲の把握や対策準備を自力で進めるのか、、、、とか
11月までコレに集中する濃い時間を確保できるか/その必要があるか、、、、
等々を考え合わせ(ありていに言えば横着し)
受験は来年に延期 となる見込みです。

なんとも融通無礙ですが まあこれも趣味の醍醐味(きっぱり)

行ってみたいコインブラ

学習書の話に移行して:

どこで見たのか忘れましたが
「『白水社ニューエクスプレス ◯✕語』 という細身の外国語教本が棚に何冊も揃っている人は ほぼ典型的な
> 語学オタク < だ。」と断言されている書き物がありました。

’その他の外国語’マニア諸氏 (Copyright by 黒田龍之助さん)愛読?


これら数多ある『ニューエクスプレス ◯✕語』シリーズの一つをいつかは通読してみようと狙っていた自分は 『ロシア語』あたりが最初の『◯✕語』になるのかな、と想像してました。

かつて都内某所でアラビア語(フスハー)の初歩をかじったときは『アラビア語』版で予習している参加者を見かけ
このシリーズの自習に適切そうなイメージがますます深まりました。

そして 時を経て
自分には ”ブラジルポルトガル語版” が手始めとなりました:

"プラス" に増補改訂される前の版も 存続しているようですね
手元のは2018年10月20日発行です

以下 毎日1ページの(超スロー)ペースでほぼ読了した雑感です:


会話文を中心に各章に見開きのスキットが組まれており

広島から来たMariと先生

その次のページで 文法事項の説明 という体裁で編まれています。

ブラジル流?なので親称敬称にはポルトガル人から悶着ありそうな

おおよそ二章ごとに 軽めの練習問題や 語彙増強の見開きページが付いています。

いまのところ気になった点は:
数字や時間の表現が 章をまたいで文法解説ページの一部に記載されていて 一箇所にまとまってないので
後で あの記述はどこにあったかな? と、頁を繰って探す際にやや手間取ったり、

練習問題の回答根拠が不明(=例えば新出の動詞活用形が付録含めどこにも記載なし)な箇所が幾つかあること

形容詞の特殊な変化については130頁参照
100より大きい数については133頁参照
と 読者を力強く導いているのに
130頁で待っているのは 簡単なスピーチの表現
133頁では グリーティングカードの例

などなどですが、
それらは よくある「玉に瑕」であり
(=ドイツの出版社発行のドイツ語教材に比べれば。。。)
本書に登場する単語や例文の全てをきちんと記憶すれば 相当な足腰がつくだろうと想像します。

一読したタイミングで もういちど全体を俯瞰し
自分で分野を括り 分野毎にノート転記などの作業を行って
頭を整理し
そのあとは付けたインデックスをひたすら覚え
再度本文に取り掛かることを繰り返す、、、
という 誰からも強要されない自由な作業を通じて
入りたて言語の習熟黎明期特有の 言葉への距離感と周辺視野がゆっくり形を成していく 楽しい時間が過ごせそうな気がします。

鶏マークは特にロマンス言語取扱版元としての自負からなんでしょうね

何の役に立つのか知れない"語学オタク岳"の登山道を
休憩過多で 寄り道しつつ 何年もかけてのそのそ歩いている 奇矯な”種族”に 自分も分類されるのでしょう。
とはいえ 楽しみのない平坦な野原をうなだれて彷徨し続けるよりは 納得感のある日々を送れている と感じます。
 *他にも趣味はありますけどね。

ポルトガル自治領マデイラ諸島 最高峰 ピコ・ルイボ だそうです。
C.ロナウドも登ったのかな。

<おまけ>
白水社さん こういった本も扱っているとは。。。。
書店で配布されていた小冊子は勿論大事に持ち帰りまして候。
そのうちお世話になろうと思います。

この人の作風が好きなんです



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?