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Woocommerceでのファイル構造とURLについて

WordPressとWoocommerceでECサイトを作っています。
正確にいうと、htmlでつくったECサイトをWP(WordPressのこと)とWC(Woocommerce)に移植しようとしています。

なぜ、WPとWCを使うかというと、CMSにしたいから。
CMSってなに?
簡単にいうとhtmlタグなど専門的な知識が無くてもサイトが作れる仕組みの事。
これにより、文章や画像制作に集中でき、よいコンテンツができると考えたから

という事で、WPとWCを導入してサイトを作ろうと始めたんですが、サイトのファイル構造ですごく悩んでしまいました。
一言でいうとWCのサイト構造はクセが強い 。
ファイル構造によって、ページURLもすごく変わり、SEO施策にも関係してくるので、かなり注意が必要です。

このページではWPとWCのファイル構造とURLについて、気が付いたことを解説していきます。
新たにECサイトを一から立ち上げる方よりも、現行あるECサイトをWP,WCに移植する方、まずはこちらの記事を読んでどうしたものかと悩んでください。
現行サイトがそこそこ検索順位が付いている場合、一歩間違うとかなり悲しい事になりますので、注意が必要です。

WordPressの特徴とファイル構造

一般的なhtmlサイトとWPの最大の違いは、htmlサイトがページごとにファイルがあるのに対し、WPはデータベースとテンプレートしかないという事です。

htmlサイトはリアルにファイルがあるので、以下のようなファイル構造をサーバー内に築いております。

Topページ(ドメインindex)─┬─カテゴリ1─┬─商品ページ1
             │         └─商品ページ2
             └─カテゴリ2─┬─商品ページ3
                   └─商品ページ4

ところが、WPはサーバー内にはhtmlサイトのようなリアルに構造化されたファイルはありません。
あるのは、テンプレートとコンテンツデーターが入っているデータベースだけ。
ユーザーが指定したIDに従いコンテンツを呼び出して表示するだけです。

また、データの量をセーブするために、ヘッダー、フッター、サイドバーといった共通部分は別にデータベースに入れておいて、コンテンツが呼び出された時にテンプレートに沿ってヘッダーやサイドバーも一緒に呼び出し組み合わせて表示させます。

WPはこのような仕組みになっていますが、IDだけで管理していたのでは、ユーザーの使い勝手がすごく悪い。
コンテンツが少なければいいのですが、増えてくると、ユーザーもどのIDのコンテンツを読んでいいのかわからなくなります。
やっぱり、htmlサイトのように、URLを階層的構造で管理してやるのが一番いいようです。

このURL構造をパーマリンクって呼んでいます。
パーマリンク設定はいろいろ変えられますが、初期状態だと以下のようになっています。
https://ドメイン/?p=連番
たまに、WP始めたばかりの方にこのようなURLの方いますよね。
https://exenple.com/?=123
毎日の日記を公開しているだけならコレでもいいのですが、ECサイトではちょっと困りますよね。

そこでWPは疑似的な階層構造を取ることができます。
それがカテゴリーというやつです。
各コンテンツごとにカテゴリーを設定しておき、そのカテゴリー単位で記事の見出しや概要をまとめたページを作れば、コンテンツを探しやすくなりますよね。
この場合、パーマリンク設定は「カスタム構造」を選んで以下のようにします
https://ドメイン/%category%/%postname%.html
こうすると、各ページのURLは
https://ドメイン/カテゴリ/ポストネーム.html
となります。

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