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朗らかに読む

「ゆっくり、いそげ」(影山知明・大和書房)という本があります。

作品の著者でありカフェ店主である方の、オンライン朗読会に参加しています。著者ご本人が少しづつ読みながら、言葉の意味や、書いたときの思い、そして時が経って(出版から5年)思うことなど、たくさん話しを聞くことが出来ます。

サイトの機能を利用して質問も投げかけられるので、一方通行ではないコミュニケーションのおかげで、大学の講義のようでもあり、カフェで話しを聴いているみたいでもあり。

先日、3回目の会を視聴しました。毎回感じているのは、本の内容もさることながら、著者の考えていることが明確に言語化されていることのすごさ。なるほどねー、と頷いてしまうことも。カフェにも何度も行っているのですが、その時に感じることの答えが示されることもあったりして、また店に行きたくなります。

朗読会の主役である「ゆっくり、いそげ」という作品には、カフェを通して、人を大切にした経済を作り、地域や社会を基本とした人間関係を豊かにしていこうという著者の思いと試みが書かれています。(と、僕は理解しています。)

会場は西国分寺のクルミドコーヒー、あるいは国分寺の胡桃堂喫茶店の店内で、視聴する私たちはYou Tubeを通じて、のんびりと過ごせるのもカフェっぽくて好きなところです。朗読会1回につき、本文を3節程度読みすすめるとして、1冊終えるのに30回程度の予定!これは果てしない感じもしますが、考えてみたら大学の講義も年間30回程度。教科書のように作品を読み返してみると、新しい発見があり、新鮮な実感もあります。

毎回、日常と違う時間の流れを感じながら、少し深い思考に没入する感じが心地よくて。

単なる趣味としてではなく、実践的な学問、あるいは哲学のような世界として、いまの僕には癒やしの時間になってるなぁと思います。オンラインでカフェの商品を購入出来るサイト(クルミド百貨店)が出来て、そこも楽しいのですが、そこから録画も含めて、この朗読会に参加するチケットが売られています。初回はひとり分の購入で、僕と妻で画面を眺めていましたが、何となく落ち着かなかったので、2回目以降は2枚チケットを購入しています。

3回目になって気がついたのですが、視聴時、僕のアカウント名で表示されているため、妻による質問とか意見が投稿された時に、若干・・いや結構、女性言葉になることがあります。僕は、隣にいる妻が打ち込んでいるから当たり前だと思っているのですが、ほかの参加者や著者にはどう思われているんだろうと、ちょっと心配です。

この朗読会のことは、自分なりに考えたい部分もあるので、また書きたいと思っています。読んでいただき、ありがとうございました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd