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漫画をたくさん読もう

今更ながら「鬼滅の刃」を読みました。
かなり凄惨なシーンが多いのですが、
それでも人気が高かったのは、よく言われている通り、
家族愛が描かれていたことが大きいと思います。
私は、人間関係が生き方や人生に及ぼす影響の大きさに
考えさせられました。
鬼のラスボスの最後のセリフを読んで、
たとえ鬼であっても、一人になりたくないんだと
つくづく感じました。

子供の頃に読んだ漫画はかなり記憶に残ります。
私の親は漫画が好きだったので、
家には親が手に入れた漫画がたくさんありました。
特に記憶に残っているのは「あしたのジョー」です。

「あしたのジョー」には、金竜飛という
韓国出身のボクサーが登場します。
彼は朝鮮戦争中に実の父親を殺してしまった過去があります。
顔つきが変わってしまった自分の父親がわからなかったのでした。
私はとても驚きました。
代理戦争とはいえ、同じ民族での戦いだったのは
とても恐ろしいことです。
その後、私は韓国に関心を持つようになりました。

韓国の小説家ハン・ガン氏の作品「少年が来る」と
「別れをつげない」を読みました。
そして最近、伊藤計劃氏の「虐殺器官」を読みました。
もし、虐殺器官のモチーフが本当に存在するとしたら、
韓国国内の闘争の歴史に関わっていたかもしれないと思いました。

新しい何かを知る際、物語はとても有効です。
さらに漫画はビジュアルで関心を引き、
セリフでより多くの情報を伝えるので、
感情移入しやすくなり、記憶に残ります。

個々の漫画はバラバラに記憶されていても、
何かの拍子につながることがあります。
その時の「そうだったのか!」は
なかなか得難い経験です。
たくさんの漫画を読むことは世界を知るピースを
集めることになると思います。

たくさん漫画を読みましょう!

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