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どうなる?「コロナ時代」の中心市街地【ニュースピックアップちば#2】

こんにちは、モンジュノチエ1号です。【ニュースピックアップちば#2】は、「コロナ時代」の千葉の中心市街地の行く末を、過去から簡単にひもときつつ、展望してみたいと思います。

まずは、こちらの記事から。緊急事態宣言が全面解除され、千葉そごうが再開したとのニュースです。われわれモンジュノチエチームも、いつも打合せでレストラン街を使っていたのでうれしい限りです。

入り口での消毒、フェイスシールド越しでの接客と、いかにも「コロナ時代」の百貨店の様子が伺えますし、百貨店ラヴァーの「再開を楽しみにしていた。百貨店は品物が豊富で助かる」とのエモーショナルな感想も、宣言明けを象徴しているようです。

ただ、百貨店にとって現状は「冬の時代」といえるでしょう。実際、千葉県ではここ数年で柏そごう、千葉三越、西武船橋、松戸伊勢丹が相次いで閉店。残る百貨店は、千葉そごう、東武船橋、柏高島屋の3店だけになってしまいました。

百貨店衰退の理由は複数あるでしょうが、こちらの記事では、その一側面を的確に指摘しています。

この記事は4年前のものですが、ここで言われている「ハレ消費後退」「爆買い一巡」は、「コロナ時代」においては、さらに深刻な事態といえます。「コロナ時代」はまさに「ケ」の真っただ中(=日常を生きるだけで必死の状況)、しかも入国制限下では訪日客の爆買い消費など望むべくもありません。

百貨店にとって営業が再開されたことは、ひとつの大きな一歩でしょうが、あらゆる価値観が変わりつつある「コロナ時代」においては、この先まだまだ厳しい時代が続くことが予想されます。

一方で、千葉の中心市街地では、未来を見据えた新しい動きもあります。百貨店ではありませんが、2016年に閉店した千葉パルコ跡地に、新たに商業施設を併設したタワーマンションが建つ、という話題です。

千葉パルコの閉店に伴って、閑散としていた中心市街地エリアに、再びにぎわいが戻ってくることが期待されるビッグプロジェクトです。

苦境の百貨店が、どう「コロナ時代」を生き残っていくか。また、「街の新陳代謝」として新たに生まれる商業・居住施設が、どう「コロナ時代」と共存していくか。そのあたり、今後の千葉の中心市街地を見ていく中で、興味深いところだと思います。

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