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ヨーロッパを旅した100の感想:13.スペインで鞄を盗まれました!

よく旅行から帰ってきた人の失敗談で、財布やパスポートを盗まれる話を聞いていたのですが、まさか自分が盗まれることになるとは夢にも思っていませんでした。笑

盗まれた状況

スペインに着いてすぐに、先輩と合流してガイドブックにも乗っているお肉の美味しいお店に行こうということになりました。

私は普段、旅行で鞄にパスポートを持っていることはほとんどないのですが、今回は少しいいレストランに行く上に、私の見た目ではお酒を頼む際にどうしても未成年ではないという照明が必要になるので持っていた方がいいと判断して、今回の旅で初めて鞄にパスポートを入れていたんです。

これは私の感覚ですが、こういったお酒を未成年に飲ませない、という感覚はイギリスが一番強いと思います。イギリスでは未成年でなくても、25歳以下はスーパーでお酒を買うときも、レストランにいった時も必ずIDの提示をお願いされます。もし持っていなければ、お酒を買えず没収されてしまいます。

たとえ、25歳以上であっても25歳以上に見えない場合は必ず確認されるのでアジア人は特に、イギリスではパスポートか生年月日の書かれた学生カードの所持の必要がありますね。

その感覚に慣れてしまっていたので、スペインでも万が一のためにパスポートを持つことにしたんです、その時は。

しかし、スペインやフランス、イタリアやドイツなどのヨーロッパの国は堂々とお酒を買えばほとんどの場合はIDの提示を強要されることはありません。

そして、スペインでいったお店も少しいい地域にあるちゃんとしたお店だったこともあり万が一のためにパスポートをもち、多めにお金をおろして持っていたんです。

油断しましたね。鞄を斜めがけで持っていたんですが、後ろの椅子にかけて置いてしまったんです。

もうそんなことをすりや強盗の多いスペインでしてしまったら、たとえ少しいいレストランでアタとしても、一瞬で鞄がなくなっていました。

いつ盗まれたのか、誰に盗まれたのかすらわかりません。

私は案外お店の人が怪しいのではなかったかと思っているのですが。

盗まれた後

とりあえず、取られたものはパスポート、クレジットカードやデビットカードが入った財布、鞄にその他サングラスやハンカチなど些細なものでした。

私は真っ先に日本の領事館に連絡をしました。その時、夜の22時半ごろだったので緊急連絡先の方に繋がったかと思うのですが、そこでパスポートの再発行に必要なものを聞いて、次の日に朝一でそれを持って領事館にくればスペインを出国予定日までに新しいパスポートを作ることができるという風に言われました。

そして、取られたクレジットカードとデビットカードの再発行も電話で急いでしました。

幸い、携帯電話は机の上にあって盗まれることはなかったので助かりました。

必要なものも、警察の被害届書と住民票、そして再発行にかかるお金と証明写真です。

真っ先に、スペインの警察に行って、被害届書を描いてもらいました。

これは余談なのですが、スペインではたとえ首都マドリードであってもほとんど英語が通じません。なので、警察でも英語が話すことできるボランティアの学生のような方が側について通訳をしてもらいながら書類を作ってもらいました。

そして、住民票は日本にいる家族にお願いして取ってきてもらい、速達でスペインにある領事館に送ってもらいました。その際に、送ったという証明書をもらい、写真で送ってもらいました。

それを領事館に提示して、確実に住民票が届くことを証明して初めてパスポートを作ってもらえます。

この時に、次海外旅行をする時は住民票も持ち歩くべきなのだと実感しましたね。もちろん、取られないにこしたことはないのですが。

全ての書類が揃って初めて、パスポートを作ってもらえます。

私は、メールで領事館に書類を送りっぱなしで電話で確認してなかったために、領事館が閉まるギリギリで駆け込んで無理やり作ってもらいました。もう感謝しかありません。

といっても、日本でだと2週間ほど時間のかかるパスポート作成も、スペインでは40分ほどで作ってもらえました。

スペインでは日本人が盗難にあう被害が多すぎて、作り慣れているのかもしれませんね。

最後に、「再度パスポートを作りましたが、2回も盗まれる方がいないわけではないので日本に帰るまで本当に気をつけてください」と領事館の方に言われました。

いろんな方に迷惑をかけてしまったのですが、今ではいい勉強になったなと思いますね。二度とあんな思いしたくはないですが。

ちなみに、日本のパスポートをスペインで作り直す場合はあっという間にできましたが、他の国の方がパスポートをヨーロッパ圏で作り直すとなると法外な値段がかかり大変だという話を聞きました。

私が作り直したパスポートは5年のものだったので85ユーロで、日本円でいうと1万2千円くらいですね。イギリス人の友達はチェコで500ユーロをかけてパスポートを作り直したといっていて日本でよかったと改めて思いました。笑

最後に

海外旅行保険に私は入っていたので、現金以外の取られたものは全てお金で返してもらうことができました。なので、保険適用に必要なものが何かわからない場合に備えて、手続きに必要だった書類やレシートは全て取っておくことが必要です。

海外旅行なんて、ぼったくられて、スリにあって、言葉の壁に苦しんで、路頭に迷うことに楽しさがあると思うんです。大抵のことはなんとかなるので、海外旅行やワーホリに行くことを迷っている人がいたら是非行くべきだとオススメしたいですね。


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