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こんなに違う!緩和型保険の告知

はじめに

保険を検討するにあたり、まずは無条件のものを探すようにしています。

しかし、それが見つからない時は緩和型の保険を提案することになります。

緩和型の保険とは、健康に多少問題があったとしても加入できる保険です。

各社が出している緩和型保険。

「緩和型」と一口に言っても、各社様々です。
保障内容だけでなく「告知する内容」も結構異なります。
加入時に非常に大切になる点です。

A社では緩和型でも加入できなかったけれど、B社の緩和型は加入できる、
というケースは多々発生します。

今回は具体的な会社の名前は挙げませんが、
どのような点で告知が違っているのか、解説していきます。

違う点①過去に罹患した病気

緩和型の告知書では、
「〇年以内にこの病気の診断を受けていると保険に加入できない」
という項目があります。

具体的には、がん(悪性新生物・上皮内新生物)、肝硬変、慢性腎炎、統合失調症、認知症、アルコール依存症などの診断を受けていると緩和型でも難しくなることが多くなります。

ただ、これらの病名がどの組み合わせで入っているかは、保険会社や商品によって異なります。

H社では、
「悪性新生物または上皮内新生物、肝硬変、認知症、アルコール依存症、統合失調症」のどれかが診断されていると保険に入れません。
M社では、
「がん・肝硬変・統合失調症・ 認知症」のどれかが5年以内に診断されていると保険に入れません。

といった具合です。
もしアルコール依存症の方がいたら、M社の保険をご案内することになります。

また、統合失調症は多くの保険会社で緩和でも引受が難しいところされていますが、加入できる会社もあります。(今のところ医療保険で2社見つけました)

違う点②〇年以内の手術や入院

緩和型保険の告知で聞かれることに「〇年以内の入院や手術」があります。

ここの年数が2年以内だったり、1年以内だったり、各社の取り扱いが異なります。

また会社によっては、〇年以内に手術や入院をしていても加入できるケースもあります。
手術や入院をしていても、別表に該当しなければ加入できる(もしくは別表に該当していれば加入できる)という告知書になっている会社があります。

1年以内に手術を受けていたとしても、保険を諦めなくても良いです。

違う点③3か月以内に医師に勧められているもの

緩和型保険の告知の多くには「3か月以内に医師にすすめられているもの」を問う項目があります。

その項目は大別すると「手術」「入院」「検査」「先進医療」の4つです。

3か月以内に上記のどれかを勧められてしまうと保険に加入できなくなります。

このうち、どれが勧められているかが保険会社によって異なります。

手術と入院は、どの会社も医師の勧めがあると加入がNGになりますが、検査や先進医療の項目は、保険会社によって入っていたり、入っていなかったりします。

ただ、「検査」と告知書にはなくとも、事前に検査が決まっていると、検査結果が出てからでないと保険の申し込みを受け付けられない会社もあるので、要注意です。

※これは保険会社にかなり確認しましたが、かなり大切な情報です。
自分は念のために確認したので事なきを得ましたが、確認不足で大変なことになるところでした。検査後でないと引き受けないのであれば、あらかじめ「3か月以内の検査」も告知項目に入れておいて欲しいところです。

このあたりは、事前に募集人が確認しているか必要があります。
保険に加入希望の方は、募集人の方にご確認ください。
「告知書にないから大丈夫ですよ」は危険なこともあります。

まとめ

「緩和型」と一口にいっても、加入にしやすさは会社によって全く異なります。

特に重いと保険会社にされている病気や、直近で手術などを受けられた方は、緩和型でも加入し辛いと言われることが多いと思います。

確かにどうしても無理な病気はありますが、もしかしたら症状によっては、探せば加入できる保険があるかもしれません。

諦めずに保険を探すお手伝いをしていきます!!

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