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投資信託を徹底解析⑥長期投資をおススメする理由

はじめに

ここまで、
・投資信託は何か
・投資をする理由
・インデックスファンドとアクティブファンドの違いと比較

をまとめてきました。

今回は、金融庁のサイトでも書かれている投資の基本である「長期分散積立」の長期投資編!

資産の定義と価値について整理すると、長期投資が基本と言われる意味がわかってきます。

資産の定義

資産形成、資産運用のためには、長期分散積立が有効です。
資産を定義します。

資産とは

将来キャッシュフロー収入が得られるもの

株式は配当、債券は利息、不動産は賃料、といった具合に保有することで将来キャッシュフロー(お金の流れ)を得ることができるものを資産と呼びます。

金や外貨は需給関係で利益を得るので、ここでは資産とは呼びません。

「持っているだけでお金を生み出すのが資産」です。

資産の価値の変動

資産の価格は日々変動します。株価も一日で上がったり下がったりしています。

「資産の価値=価格」ではありません。

ただ、価格は資産の価値の周りを動くように形成されます。

こんなイメージです。

企業の価値は錨(アンカー)、株価は船の位置。

錨(企業価値)を支点として船(株価)は動きます。
船の位置(株価)は、潮流(時代の流れ)や風向き(投資家心理)によって変わっていきます。

短期的に見ると上がったり下がったりはありますが、長期的には株価は企業の本当の価値に収束するようになっています。

目の前の事象に一喜一憂せずに価値のある企業の株を買うことで、長期的に見ると、キャッシュフローを生み出してくれます。

では、どんな企業の株を買えばいいのか。

個別で調べてもいいのですが、そこで活躍するのが投資信託です。

投資信託と長期投資の相性

長期投資と投資信託の相性は非常に良いです。

理由は3つ。

1つ目は、個別株を調べなくても投資のプロに任せられるから。

投資のプロに代わりに運用してもらうのが、投資信託の特徴の1つでした。

アクティブファンドであれば、長期的に価値が上がりそうなものをファンドマネージャーが選定してくれています。

インデックスファンドであれば、投資する地域(全世界株式は全世界)や資産の経済規模が拡大することで恩恵を受けることができます。
資本主義経済において、生活をより良くしたい、便利なサービスを使いたいという欲が人にある限り、長期的に見ると経済は拡大するので、全体としての株価はあがり続けます。

長い期間の運用をプロに任せられるので、個別株を調べたりするリソースを仕事や家族の時間に使えることもいい点です。
個別株派の人を否定している訳ではありません。個別株で資産運用を上手くされている方も多数いらっしゃいます。好きな方法を選べばいいと思います。

2つ目は、再投資型にしていると勝手に再投資してくれるから。

長期的な資産運用なので、利益(分配金)が出たらそのお金を引き出して使ってしまっては意味がありません。分配金を再投資する仕組みは、長期的に運用するのに非常に向いています。

再投資型についての説明だけで長くなるので、別枠で設けますが、
長期投資をした場合に複利的な効果が得られる、と思って頂ければ大丈夫です。

3つ目は、分散投資だできるから。

明日詳しく書こうと思います。

まとめ

①資産は将来キャッシュフローを生み出すもの
②株価は企業の価値に長期的には収束する
③長期投資を前提として企業を選べば、株価に影響されない
④長期投資と投資信託が相性がいいのは、プロの運用、再投資で複利的、分散投資できるから

明日は、分散投資の効果を解説していきます。

このシリーズも一週間経ちます。自分自身がかなり理解を深められています。ありがたいです!!

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