かわいい顔を浮かべるアイツのお陰で生きていける

部屋にアイツがいる。

六畳間いっぱいに敷かれているカーペット。加えて僕が学校から帰ってきて疲労困憊の顔を浮かべながら、そこに腹をだして寝そべる。

そうすることで、アイツにとってのベストな環境が出来上がるというわけだ。ゆえに僕はアイツの思惑どうりにアイツが敷いたレールの上に載っている訳だし、あのぷにぷにで独特の匂いを放つ肉球の上で転がされている。

悔しい。。。

今日の朝も僕が玄関の扉から光を入れた時、

ちょこんと愛くるしい顔を浮かべて

こちらに鳴いてくれた時、

僕はアイツに「いってらっしゃい」と言われたような錯覚を抱いて出かけた。くそ、最高だった。

自転車を漕ぎながら何度も自分の顔が緩んでるのが分かっては恥ずかしくなった。これもまた最高だった。

そして、今玄関の前に立っている。

喉が締め付けられる。
こんな症状は好きな女子の前でしか起きない現象だ。ということは、僕はアイツに恋に似た感情を抱いているという事になる。そんなはずはない。まだ、猫を飼い始めて3日目だぞ。

僕は少し震えている手で扉を開けた、するとアイツは僕の方に目掛けて闘争心むき出しで突っ込んできたのだ

なんでなんで、ぼくなんかした!??!?!?

戸惑いで体が動かない。

僕は足を食われてしまった。めっちゃ痛い。血は出ていないけど綺麗な歯形が付いている。でも、何か可愛いな。。。と思ってしまった。

これが人間なら間違いなく許さない。僕のあらゆるものを使って怒り散らすだろう、ましてや歯型なんてつけられた日には何をするか分かった物ではない。

多分だけど、仮にクラスの好きな子にされても不快に思うレベルである。

けれど、これがね。うちの子だと許せちゃうんです。

足の痛みを忘れかけている僕はリビングに入り、
お決まりのポージングでもこもこのカーペットに寝そべる。

すると、これまたいつものように僕の上にアイツがしめしめという顔でお腹の上に乗って来る。

今の僕はこいつのために生きている。

いや、こいつのお陰で僕は生きているのかもしれない。

お腹の上で踊りながら鳴く世界一可愛い顔を眺めた時、そう思えた。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ていう、もし僕が猫と一緒に暮らすことになったらという妄想です。
実際は猫なんて飼っていません、ぼくが唯一飼っているのは北海道旅行で購入したマリモさんだけです。

ここ最近は暇な時は猫と暮らす未来を描いては心の中でニヤニヤする生活を送っています。家から学校に向かうときも一回猫さんを撫でて寒空の中に飛び出す、そして放課後のチャイムが鳴った瞬間に飛び出してはどんな車よりも速いスピードで帰って猫さんのモフモフの中に飛び込みたい。
さらに言えば、あの愛くるしい顔と自由気ままな性格に心を奪われたい。

かなり病的な所まで猫さんに対する思いが高まっています。

いや、まてよ。病気だなこれ。

一応猫さんたちは日本語を読むことが出来ないから良いけれど、この文章が読めるレベルの言語能力を身に着けていたら間違いなく嫌われてしまっている。

もし僕が猫で日本語を読めるレベルまで進化していた時、この文章を読んで始めに抱く感想は「こいつキメェな!」うん、それ以外ないだろう。

猫さんごめんなさい。

でも、可愛いあなた方が全て悪いので仕方ないと思います。

嗚呼、こんな僕がだけど未来の猫さんよろしくお願いします。

そして最後に

ニャーニャッニャーニャーニャーニャッッニャーニャーニャーニャーニャーニャャャャヤニャャャャヤニャャャャヤニャァァ。にゃぁにゃにゃあ!!!

猫を飼っているよ~~という方はこれを声に出して貴方の愛すべき猫さんに聞かせて下さい。

きっと???伝わるはずです。

僕が抱いている猫に対する愛を込めたものなのでしっかり伝えてください

本当に頼みます…猫さん。
あと引かないで...ここまで読んでくれた優しい方...

毎日マックポテト食べたいです