見出し画像

AC治療4回目(最後!)キャンサーギフト?はぁ?

こんにちは。

抗がん剤治療のうちAC治療の記録はこちらで最後です。

約3か月の抗がん剤治療でしたが、人生で一、二を争う、
めちゃくちゃきつい3か月でした。

4回目の投与の日記を見返してみると

眠気がすごい
仕事に集中できない
口の中が気持ち悪い
胸やけ

等の症状と、


キャンサーギフトとか言われると本気でムカつく
メンタルが全然上を向かない
抗がん剤の期間を早く過去のものにしたい
なんで自分が、という気持ちが全然消えない

等のメンタルの記述が多いです。

AC治療の副作用は
・脱毛
・胸やけ
・倦怠感(座っているだけなのに疲れて眠ってしまうくらい)
・味覚異常
・白血球の減少による免疫力低下
・食欲不振
等ですが、それらによって
メンタルも影響を受けます。

私は心理学を勉強しているので、
「おっ、抑うつ傾向強くなってるぅ!」
とか、理解は出来ていたものの、
メンタルが落ちることそのものは
どうしようもなかったですね。


こういう時に
「病気になったときをプラスに考えよう♪」

「キャンサーギフトの考え方」

みたいな発言をみると、
「そうだよね!前向きにならなきゃ!」とはならず

「はぁ?なりたくてなったんと違うぞ??!」と
ブチ切れていました。


もちろん、すでに治療を終えた人が闘病体験を
「これは良い経験だった」
と振り返ることは全く否定しません。

ただ、治療中に
「これも私を成長させてくれる出来事!」
みたいな文脈で考えるのは、
少なくとも私にはできなかった。

知人から
「それも桃さんが今後、
 心理学の仕事をする上での糧になりますよ」
と言われても、
いや、別になりたくてなったんじゃないんで、
そういうのイイです。と返していましたし、

「ガンになったことで学んだことはありますか?」
と聞かれると、「ナイナイナイナイ!」と叫んでました。

ガンになったことで家族の大切さや
友人のありがたさは身に沁みましたが、

病気になる前から家族も友人も
大事だと思ってましたし、

「ガンになったからこそ分かったものもある!」みたいな
キラキラ文脈で飾りたくなかったんです。

だって、なりたくてガンになってないし。


治療中に思っていたのは
「とにかくこの治療を過去のものにしたい」
でした。


今となってはある程度冷静に振り返ることができますが、
当事者として治療に臨んでいる時は、とにかく
「ただひたすらキッツイ」日々です。


だからこそ、

・無理はしない

・楽しめるときに楽しいことをする
(投与後10日くらいすると体調が徐々に戻るので、
 お出かけしたりおいしいもの食べてました。
 画像はお出かけしたとき食べたパッタイ)

を意識して過ごしていました。

今治療中の方は、
なかなか楽しいことをするのも難しいかもしれません。

ただ、この時期はとにかくメンタルをいかに保つかの勝負なので、
ぜひ意識してご自身の好きなことを取り入れてほしいな、と思います。


そして、AC治療が終わり、抗がん剤治療も半分が終わりました。

後半はドセタキセルと言う薬を使ったので
こちらの記録もまた書いていきます。

ちなみに「ドセタキセルはそこまで副作用きつくないですよ」
と言われていたんですが…


そんなことなかったよねーーー!!


今後、闘病する方の心のケアなどの仕事につきたいと思っています。 そこで、大学に通いなおして心理学を勉強しています。 こちらでの支援はすべて学費や教科書代にしますので、 ご支援いただけたら幸いです!