【2019年6月】五輪会場、自撮り動画ダメなの? SNS投稿禁止に波紋

五輪会場、自撮り動画ダメなの? SNS投稿禁止に波紋


放映権料を支払っているテレビ局の利益を守る為の措置として、許可なく配信してはならないとの規約があるようだ。

要因として
・スマホの普及や、高解像度の撮影機材が低価格化したこと
・インターネット、主にSNSの普及による動画共有の簡易化
が考えられる。

このようなテクノロジーの発展により権益を脅かされる事を避けるため、規約で縛るという方法をとったのだろう。
しかし、テクノロジーというパンドラの箱が開かれてしまった以上、もう後には戻れないのだからダメだと言っても摩擦が起きるだけだ。

本来であれば、この状況を利用してより利益を伸ばす方法を考え実行すべきだろう。

例えば、オリンピックのテレビ視聴者層が3000万人、非視聴者層が5000万人とした場合、
今回の規約で縛る方法は3000万人が減る事を防ぐための施策だ。
しかし、オリンピック動画のWEB共有を許可した場合、
非視聴者層の5000万人がfacebook等で共有された動画に興味意を抱きオリンピック視聴者層に転じる可能性もある。

結果として、
1.動画撮影共有禁止
  視聴者   3000万人→3000万人
  新規視聴者 0万人
  合計視聴者 3000万人  
 
2.動画共有OK
  視聴者    3000万人→2000万人
  新規視聴者  0万人 ⇒2000万人
  合計視聴者  4000万人

となる可能性がある。

やるべき事は、動画共有禁止の規約作成ではなく、動画共有された先でオリンピックの新規視聴者が増える施策を打ちまくる事だろう。

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