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Reading Meditation * 魂の暦

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毎週ルドルフ・シュタイナーの魂の暦のポエムを紹介しながら、季節をめぐります。
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2022年8月の記事一覧

『魂の暦』 第19週 Reading Meditation

夏休みの最後、友人のご縁で岩手県の遠野を訪れることができました。滞在したクインズメドウカントリーハウスは、馬と人が境界線なく、共に暮らす場所。夏の間は、標高の高い高原に馬たちは出向いているということで、みんなで会いにいきました。 広大な草原に、自由に馬たちが暮らす様子が、本当に天国のようで美しかった。もちろんそれは、ありのままの自然ではなく、人間が作り上げた場所であり、管理されている馬たちであるのだけれども、ただ馬たちがそこにいる、「ただ在る」それだけで美しいということがじ

『魂の暦』 第17週 Reading Meditation

福岡の実家に帰省して、灼熱の夏を体感しています。でも、クーラーのない長野の家より、家の中はガンガンに涼しくて快適ですw 私たちは全感覚器官を使って、夏の生命力を吸収しています。しれが、太陽の光やキラキラと輝く木々のまばゆさを物質的に取り入れているだけではなく、大いなるものの力も今取り入れている時期なのです。 それは、「宇宙の言葉、世界の言葉」を無意識に取り入れている時期とも言えます。 宇宙は、世界は、何か語りかけてきたでしょうか? 私は、「もっと自由であれ」「表現を恐

『魂の暦』 第16週 Reading Meditation

先週は、キラキラと太陽を浴び輝く夏に魔法をかけられたように、世界の輝きの中で大いなる崇高な力を感じるという週でした。 この時期、私たちの自我は自分の中に留まらず、世界へと広がっていきます。夏に開放的になるのも、この作用が働いているからかもしれません。思考が働かないこの時期に私たちが唯一できることは、「感じる」ということです。 その「感じる」ことで、精神からの贈り物に気がつくことができるかもしれません。この夏の贈り物は、自我の実りとなり、秋には思考の実りとなって熟していくそ