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July 7


美大生のときにタイポグラフィの授業で書いた詩をアーカイブしておきます。

高校生の時に3年間好きだった男の子への詩です。高1のバレンタインの日、1度だけ電話で告白しました。彼からは3日後に「ごめん。3日考えたけど、友達としか見られなかった。これからも友達として仲良くしてくれると嬉しいです。」とのメールが届いたのですが、彼のことはその後も卒業するまでずっと好きでいることになります。


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July 7

きのう、髪をきりました



両親のことをおやじ、おふくろと呼ぶきみは、少しかっこよかった


どこからが はじまり

どこで 終わり

ぜんぶわたしが決めていいの

でも 決めて 欲しい の


ハッピーエンド じゃなきゃ意味がない ってなんかの本が言ってた


炭酸の抜けたぬるいコーラみたいな

そんな人生は嫌だわ、って

何回もリセットボタン押すけど

攻略本は まっさら で

きっと誰も知らない

きみも、知らない


背の高いショートヘアの年上が好きだと 大人ぶるきみは

きっと、

苦いコーヒーが飲めるんでしょう

ゲームなんてしないんでしょう ね


わたしが左利きだなんて知らないでしょう

きみの似顔絵が得意なこと 知らないんでしょう


甘いコーヒーしか飲めないことも、

電車の中で大好きなゲームをしていることも、

きっと

なにも 知らないんでしょう ね


要領が悪くて

容量も悪いわたしは

終電のがして


炭酸の抜けたコーラを飲みながら


とぼとぼと、

歩いているんだ





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