見出し画像

知らない街の銭湯にて/皆にとっての大事な場所を想う

昨夜知らない街の銭湯に行った。
ホントは2~3回目なんだけど、
コロナ前ぶりだったので随分とまあご無沙汰です。
出先で見つけて入りたくなったので
近くの100均でタオルを買ってふらっと入ったらじろっと見られた。
御常連方の視線を感じた。
18時くらいという銭湯的ゴールデンタイム?だったからかなあ。
ああちいさな劇場みたいだな、と思った。
もしくは、ちいさな立ち飲み屋みたいだな、って。
 
「誰?」「何者?」「なんで? なにしに?」
 
狭く近い世界だからこそなのだろうと思う。
ちいさな村に知らない人が来たときみたいな。(八ツ墓村? (違う))
 
「なんで(あんたみたいのが)(わざわざ)ここへ?」「なにかに利用する気?」
 
考えすぎかなあ。
 
以前、関東の立ち呑み屋に行った時にもそんなことがあった。ちいさなちいさな店である。
からの十数分後には常連さんたちとわいわいとやってたのだけれども(笑)
有線に勤めているという人やどっかの大学で教えているという人が
酔っ払いながらも教えてくれた。
「この店はね、アド街ック(アド街ック天国)の取材も断ったんだぜ!」
いい意味で考えさせられ、いい機会をいただいた機会だった。
ポテトサラダにソースをかけると美味いと教えてくれた店(笑)
 
そうだよね、
大事な場所だからこそ。
 
例えば例えば町中華とかも。
なんのへんてつもないというと失礼だけれど、
そんなところがテレビだのイキった某タウン誌(あ、ごめん)だのYouTubeだので拡散されると、
一回もしくは一時期だけどかどかっと来る皆が居て、
それによって常連さんたちが入れなかったり、いつもの雰囲気を楽しめなくなったり。
そういったことは特にSNS時代の今は少なくないのだろうと思う。
 
でも、今居る人同じ人だけで支えるには限界があるというか、それだけだと明日には続かない訳でもあって。
 
でもでも、場所のおおきさちいささや、居心地や、いろいろも、在る訳で。
 
共存というか境目折り合い点って本当にむずかしい。
 
あまりにあまりなほどに色々な人が居て、
またネットというむずかしいやつが気軽にある時代だからこそ、さらに。
 
私もよく考えるというか、常に思っているところ、学び学ぼうとしているところで、
常に考えねば、考えようと胸においていること、です。
 
本当に好きな場所は、教えたくないって、エゴかもしれないけれど、ある。ほんまにある。ありまくる私。
 
荒らしたくない、荒らされたくない。おかされたくない。なくしたくない絶対に。
 
大事だし、おすすめしたい気持ちと、
でもおおきな声で、大きな場に、ばーっと、じゃなく、
気心知れた人などにだけ「ねえねえ」「実はね」と言いたい感じと。
 
(とはいえ、その人がぴったりばっちりハマってくれるかは、その人次第で、
押し付けたり決めつけたりは一番無粋ではありますが)
 
「だいじな場所」「残す」「守る」
そんなことを、大事なものや場所のことや人を改めて考えさせていただいた良い風呂フライデーナイト。
 
銭湯ではいつでもどこでも「さくっと」派なので、さくっと入って出ようとしたら、
主みたいなオバアサマが「おねえちゃんおねえちゃん」と呼んでくれた。
はい! と振り返ったら笑って教えてくれた。
「かめへんで、椅子、なおさんと(片づけないで、の意味)そのまま置いていってええで」
「あ、そうなん? わかりましたありがとう!」
と、そのようにしたら、またにこにこ笑って、
「かめへんねんかめへんねんほっとったら(笑)おやすみー」って言うてくれた。
「おやすみなさーい」と言うて出た。
 
ありがとう。いい月やった。

HSPって、ハイリー・センシティブ・パーソンだけじゃなく、
ヒートショックプロテインって意味もあるんやね!

皆、あったかくして12月乗り切りましょう、ね!


今日、芝居ネタいっこ行こうかなーとするも、やめました。いつかアップするか、しないかわかりませんが。
言うてた最近面白いと思う役者さんのネタは、今月中にアップするかな、しないかな?


銭湯ラブネタ、過去記事はこんな感じ、です。


以下は、ちょろっとですがいつもの自己紹介 。
と、苦手なりにもSNSあれこれ紹介、連載などなどの紹介!!も。
よろしければお付き合い下さい🍑✨
ご縁がつながったりしたらとても嬉しい。

大阪の物書き、中村桃子と申します。 
構成作家/ライター/コラム・エッセイ/大衆芸能(旅芝居(大衆演劇)やストリップ)や大衆文化を追っています。
普段はラジオ番組の構成や資料やCM書きや、各種文章やキャッチコピーやら雑文業やらやってます。
現在、lifeworkたる原稿企画2本を進め中です。
舞台、演劇、古典芸能好き、からの、下町・大衆文化好き。酒場好き。いや、劇場が好き。人間に興味が尽きません。

【Twitter】【Instagram】【読書感想用Instagram】

ブログのトップページに
簡単な経歴やこれまでの仕事など書いております。パソコンからみていただくと右上に連絡用のメールフォーム✉も設置しました。


現在、関東の出版社・旅と思索社様のウェブマガジン「tabistory」様にて女2人の酒場巡りを連載中。最新話、16回アップです🆕

(以下に第1~16回、まとまっています♫)

と、あたらしい連載「Home」。
皆の大事な場所についての文章、も、ぼちぼちと。こっちも更新せなあかんなー。

旅芝居・大衆演劇関係では、各種ライティング業。文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。あ、小道具の文とかも(笑)やってました。担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、アーカイブがYouTubeちゃんねるで公開中(貴重映像ばかりです。私は今回のアップにはかかわってないけど)


あなたとご縁がありますように。今後ともどうぞよろしくお願いします。

皆、無理せず、どうぞどうぞ、元気でね。

楽しんでいただけましたら、お気持ちサポート(お気持ちチップ)、大変嬉しいです。 更なる原稿やお仕事の御依頼や、各種メッセージなども、ぜひぜひぜひ受付中です。 いつも読んで下さりありがとうございます。一人の物書きとして、日々思考し、綴ります。