有識者会議の人選に疑問？

政府の新たな新型コロナ有識者会議に山中伸弥教授がメンバーとして加わりました。山中先生は当然優秀な方ですが、医療の世界では「餅は餅屋」という格言があります。山中先生はウイルスや感染の専門ではありません。分からない事実を経験で補う事が重要な医療の分野でなぜ山中先生なのでしょうか？理由を推測してみました。

推測理由1:ウイルスや感染の専門家に任せるとすぐに経済活動を再停止しなくてはならなくなるから。

経済活動を再開すれば感染は間違いなく増加します。感染拡大予防を優先すると経済活動を閉鎖する確率が増加するため嫌なのでしょう。これ以上国債を発行すれば将来に禍根を残します。また、国債を発行しても廃業に追い込まれる人も多く出るでしょう。今年の秋に衆議院解散の話が出ています。選挙を考えるとなるべくなら経済活動を閉鎖したくないのでしょう。

推測理由2:山中先生が政府に批判的なことを言わないこと。

ウイルスや感染の専門家の中にはもっともな意見を発言される方が山中先生の他にも多くいます。しかし、その先生方は「政府の方針に否定的」な意見も述べられます。やはり批判的な人を有識者会議に入れたくはないのでしょう。

推測理由3:政策判断ミスをしても山中先生なら国民から批判が出ない可能性が高いこと。

国民に信頼と人気のある山中先生なら政策が失敗しても批判が出にくいと判断された可能性は否定出来ません。有識者会議の結果を考慮して最終的に判断しているのはあくまで「政治家」です。判断がおかしければ、政府に対して批判や意見することを忘れてはいけません。

いずれにしても、どこかの国々の様に「感染が広がっても経済優先」と言い放つよりはマシですが、有識者会議を「批判の盾」にしたり、「形骸化」したりしないことを祈ります。