🔰私の保活 〜新宿区編〜

こんにちは！暑いですね☀️
屋外にいらっしゃる皆さん、体調にお気を付けて。

「え？保活？」

初めてこの言葉を聞いた時、何の意味か分からなかったくらい、DINKS時代は保育園争奪戦についての知識はゼロでした。新宿区、特に2020年4月入園の0歳児クラスは他の区に比べると激戦ではなかったようですが、それでも振り返るとかなりの知恵と労力を使ったと思います。そんな私の保活をご紹介します。

はじめの一歩

会社の先輩ママに、産休中に保育園の見学は行っておいた方が良いと散々お尻を叩かれ、重い腰を上げた私。そういえば、保育園がどこにあるのかが分からない・・・。ということで、まずは地域センターに保育園のリストと、申込案内の書類を取りに行きました。地図を見ながら近い園を探し、通えそうな園は3つ。見学の日程は個別に電話して申し込むのですが、行事が多かったり、年度が切り替わるタイミングだと見学を受け入れない園もあるので思ったより先の日程になったりしました。知り合いのママさんは10件以上見学に行った人もいます。凄い！

見学に行く準備として、確認事項のリストも目を通しましたが、個人的には園や先生の雰囲気、通いやすさが重要で、その他は二の次でいいかなぁと思います。

ゲームのルール

候補の園の目星を付けながら、分厚い（50ページ超大作！）申込案内書を熟読します。競争の激しい区であればあるほど、ゲームのルールをよく理解する必要があります。入園する際の優先順位を決める点数の付け方はかなり複雑です。優先権を得るには、少々頭を使う必要があります。

さて、保育園に入れるかどうかは各家庭に付与される利用調整基準の点数で決まります。我が家は夫婦ともフルタイムの共働きなので40点、あとは復職することで2点加算されて42点が基本的な指数値。これだとフルタイム共働き家庭間で差が付きません。指数値が同じだと、付随的な項目によって優先順位が決定されます。色々細かな定めがあるのですが、新宿区の場合普通にフルタイム復帰するだけだと①兄妹が在園している家庭、②収入が低い家庭、③区民歴が長い家庭が優先されます。我が家は①と②は当てはまらず、自然体だと③区民歴の長さで入園の優先順位を争わなければなりません。区民歴はかなり長い方だと思うのですが、闘う相手が全く分からないので相対的にどうなのかは全く予想が出来ません。私は早期復帰を予定していたので、中々リスキーです。

その他にトライできそうな項目として「認可外で保育」というのを発見。これは先ほど挙げた3項目の中では ①兄妹が在園、に次いで上位の考慮項目なのでここでプラスを確保して必ず希望の保育園に入れようと戦略を決定しました。

あとは実行に移すのみ！

しかーーし、ここからがまた大変でした。認可外の施設は近所に無く、少し遠くまで範囲を広げても空いている園はゼロ。ベビーシッターに切り替えて検討しますが、安いマッチングを使って・・・と思っていたら誤算が。実は、認可外保育の受託証明を出してもらう際に有効と認められるのは、ベビーシッター協会に所属している会社のみ。マッチング型はこの協会に加盟が認められておらず、認可外ではあるけど、預けても区の要件を満たせないのです。これは申込案内には記載がなく、区役所の担当者と何度もやり取りをして発覚しました。そもそも、ベビーシッターを使って復帰するケースの前例がほぼ皆無で、現場の人たちも手探りの状態でした。私の保活では聞かないと分からない事が非常に多かったです。

さて、次はベビーシッターの手配です。マッチング型に比べて派遣型のシッターさんの時給は大体2,500円が相場です。フルタイムで復帰すると1日最低8時間、月に20営業日預けることになります。これだけで40万円。これに消費税、交通費含めると50万近くになります。ここで登場するのが会社の福利厚生。これはいつか記事にしたいと思いますが、非常に助かりました。というか、私の計画は実行不可でした。資金の目処はついたので、シッターさんを調整。すると新たな問題が。最大手の会社に電話すると、都のベビーシッター派遣業務で人手不足状態で、定期利用の新規登録は受けられないと言われました。ベビーシッターって基本はスポット利用が多いみたいで、私みたいに毎日というのは少数派だそうなんです。ようやく定期利用できちんと調整が出来そうな業者を見つけたものの、やはり毎日同じ人を抑える事はできず、月に4〜5名のシッターさんがシフトを組んで対応してくれることになりました。

この他にも色々な細かいゴタゴタを乗り越えて保育園の申込書を提出し、めでたく第一希望に入れた訳ですが、蓋を開けてみると定員9名中5名は兄妹枠！4名の狭き門だった事が分かり、個人的には結果に満足しています。

さいごに

私ほど真剣に戦っているパターンが多いのか少ないのか分かりませんが、保育園の申込って申込書を読んで必要書類を手配するだけでもかなりの手間なんです。パパさんでこの実態を知らない人はママに感謝しましょう。これも見えない育児の一つですね！

これから保活を控えたママさんへ。
とにかく不明な事は悩まずに区役所の保育課に連絡しましょう。皆さん優秀でいい人たちです！あとは、周りに経験者がいると思うので相談してみるのが良いと思います。会社の先輩ママには私も大変お世話になりました。頑張って〜！