担任の先生がLGBTQファミリー的にイケてる件
こんにちは。チャンヌです。
先日、小2の次男の学校の担任の先生に、家族構成と配慮していただきたい点をお手紙に書いて渡したところ、学校の全職員に共有してくださるという話になりました。
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今回はその後の話です。
その後、次男の作文(上記リンクの記事参照)には、先生からこんなコメントが返ってきていました。
嬉しい~!
「家族の形はいろいろ」
「楽しくて幸せが一番」
ごくごく当たり前のことのはずなんですが、なかなか非当事者の方からそんな風に声をかけていただけることって、そうそうないんですよね…
なので、すごく嬉しかったのです。
そんな担任の先生に、今日次男の授業参観と学級懇談会でお会いできたので、お話してきました!
そして、そのお話の内容がなんだかすごくチャンヌ的にはじーんとくるものがあったので、忘れないうちに書き記しておこうと思います。
担任の先生は、お子さんがもう皆さん成人されていると仰っていたので50代後半くらいの女性の先生です。
一見厳しそうにも見えますが、授業の中でも素敵なお声がけをしてくださる場面もあったり、実際にお話ししてみるとイメージよりずっと気さくな方でした。
今回はその会話を、そのまま会話形式で書いておきたいと思います。
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チャンヌ(以下チャ):先生、次男の母です。先日は丁寧なご対応をありがとうございました。
先生(以下先):いえいえ。お手紙おてがみありがとうございました。
チャ:学校の方にもいろいろとご対応いただいて、本当にありがたい限りです。
先:いえいえ。今日来てくださったのは、二人のうちどちらのお母さまですか…?
チャ:あ、産んだ方の母です。もう一人の方は和歌山まで仕事に行っていますので、基本的な応対はすべて私の方ですることになると思います。
行事ごとなんかで、二人で来るときもあるかとは思いますので、その際はよろしくお願いします。
先:わかりました。次男さんも家族のこと、普段からいろいろ話してますよ。
チャ:あぁ…以前から結構「うちはママ二人やねん~」ってよくいろんなところで話していたりするみたいですね。
先:そうですね。クラスでもよく話しています。
お友だちも「何でお母さん二人なん?普通お父さんちゃうん?」って言う子もいるんですけど、そういう時は私が「家族ってそれぞれなんやで~」って言うと、「ふ~ん、そうなんや~」って感じでみんな納得してますね。
なので、次男さんが困っているような様子は今のところ見えないです。
チャ:そうですか、それは良かったです。
親が心配しすぎてる部分もあるのかもしれないとは思うんですよね。
私たちもこれまでいろいろ経験してきただけに…
先:(ちょっと気の毒そうに)それはそうですよね…。
チャ:でも、子どもって本当柔軟ですからね。
先:ただ、ひとつちょっと困った感じの表情が見えた時がありました。
私が「お母さん二人なんやったら、二人のお母さんをどう呼び分けてるん?」って聞いたことがあるんですね。
そしたら少し困ったような表情をして、「ママと、るいちゃんって呼んでる」って言ってました。
もしかしたら聞かない方が良かったことだったのかなぁと思って…
チャ:いえ、そんなことないです!
単純に、これまでされたことのない質問だったというだけだと思います。
結構先生方、気を遣ってあまりその辺質問してこられないんですよね…
先:あぁ、そうかもしれないですねぇ。
チャ:ただ、うちとしてはそういうこともノータッチにせずに、気軽にいろいろ質問していただけた方が嬉しいので。どうかお気遣いなくいろいろ聞いてやってください。
先:わかりました!
チャ:次男の作文にも素敵なコメントをしていただいて、ありがとうございました。
私達も次男も喜びました!
こんなコメントいただいたよっていうのをTwitterに書いたら、すごく反響があって。
素晴らしい先生だ!みたいな。
先:あら!嬉しいわぁ〜!
チャ:次男の日頃の行いも含めて、何か気になることがあればまたご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
先:こちらこそよろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな感じの会話でした。
これまで数人の先生にカミングアウトしましたが、皆さん母二人であることは認識してくれていても、「(今お話しているのは)二人のお母さんのうちのどちらですか?」と聞かれたことはなかったです。
なんとなく聞きづらいのか、それとも気にならないということなのか、カミングアウトに対して「わかりました〜」以降は母二人であることに先生の方から触れて来られたことはこれまでなかったんですよね。
ましてや「二人のお母さんを何と呼び分けているの?」というように、先生の方からこの家族構成について質問されたりというのも初めてでした。
「下手に口にすると、失礼に当たってクレームに発展するかも!?」という気持ちがきっとあるのかもしれないのですが、その雰囲気が察知できてしまうとそれもそれで…というか。
いや、求めすぎなのかなとも思うんですよね。
母二人であることを理解してもらえるだけでも十分だ。と思う反面、
「理解してもらえるだけでも十分だ」って、すごい卑屈というか…なんでそんなふうに私達が思わなくてはいけないのだろう、って。
悪いことしてるわけでもないし、本来「理解してもらう」なんて案件でもないわけなのですが。
そしてそして、更に嬉しかったのは、クラスのお母さん方が好意的な方が多いこと。
去年から同じクラスで既に我が家のことをご存知の方がニコニコと話しかけてくれたりと、それだけで「受け入れていただけてるのだなぁ」という温かい気持ちになりました。
ちなみに、先生との会話は思いっきり他のお母さん達にも聞かれていたのですが、そういうのも全然アリだなと思いました。
皆さんニコニコして聞いてくださってたし。
ただし!チャンヌは人の気持ちに鈍感だったりするんで、心のなかでは何か思われてたりすることもあるかもです。まぁでも別に表立って何か言われたりされたりしなければ問題ないかなあ、と。
そんなふうにして、母二人家族であることが着々と小学校内に知れていってます。
今のところは嫌な気持ちになるようなことはなくいられているので良かった良かった。
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