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全裸監督は、カリフラワーを和食にしたい

 同じように目が2つあって、鼻が1つで口が1つついてるから、という理由で、勝手に石原さとみと比較されたら困りますよね。

 私気づいたんです。
 カリフラワーも同じ気持ちなんだなって。
 栄養価が高くてガンの予防に有効とかいってテレビで取り上げられてて、しかも安価なブロッコリーと、勝手に比較しないでくれって。

 というわけで、予告していたとおり【カリフラワーを「和食」で美味しくいただけないかチャレンジ】をはじめます。


 まず、どういう味付けで攻めるか問題。
 カリフラワーの味って、ほんのり甘い味がするかしないか、うーんちょっとワカラン、くらいの甘みがあると思うのだけど、こういうタイプって、いわゆる『醤油・酒・みりん』の味付けをしたくない。なんかヤダ。

 うーんと悩んで、『カリフラワー 相性』でググる。
 やはり、乳製品やハム・ベーコンなどが合うとのこと。でしょうな。しかし今回は和食化計画なので、それらはスルー。
 と、大豆製品もラインナップに入っているのを発見。

 来た!納豆いけるんちゃうん!
 と思い『カリフラワー 納豆』で画像検索。
 カリフラワーライスに納豆乗せただけのやつがわんさか出てくる。いや要らんねん。そういうのじゃないねん。

 第一、カリフラワー調べたら「炭水化物をカリフラワーで置き換えてダイエット」ばっかり出てくるけど、ちゃうやん。カリフラワーを米に見立てるとか、そういうのじゃないやん。ほんまは米が好きやけどカリフラワーで我慢しといたる、て、そんなん。お里のカリフラワーも泣いとるわ。

 てなわけで、納豆も無理そう。
 途方に暮れる私。もうソーセージと一緒にチーズにドボン!してフォンデュにしたいな〜と思う私の目に飛び込んできた、こちら。

 塩麹。
 はい来た。これ。和食でしょ。塩麹は和食でしょ。
 ということで、塩麹でいくことに決定。

1.前日の夜に、冷凍鶏もも肉をタッパに出して、塩麹ぶちゅー。カリフラワーも切って、レンジで適当に温めたものに塩麹ぶちゅー。はいおやすみ。

 これ、塩麹入れすぎなのかな。適量がワカラン。
 とにかくここまでで、調理の大半が終了。
 あとは焼くだけなので、元気よく焼けるように、存分に寝る。

2.翌朝、半日ぶりに再会を果たす。再会の感動もそこそこに、油をひいたフライパンに塩麹まみれの肉をドン。

 じゅ〜。

3.肉にだいたい火が入ったら、塩麹まみれのカリフラワーもドン。

 賑やかでよろしい。 
 蓋をしたりしなかったり、つついたりゆすったり、適当に炒めて、

 フィニッシュ。かんせーい。
 ちょっと味見する。
 うまっ。
 塩麹万能。万能な塩麹使っただけやから、簡単すぎてルール違反みたいなとこもあるけど、それは万能な塩麹が悪い。

 夫の帰りを待って、一緒に食べる。
 気になる夫のコメントは
「美味い。美味いよ。これがカリフラワーである必然性は全く感じないけど」
だった。

 そんなこと言うてやるな。カリフラワーが泣いとるやないか。
 いじけて398円が498円になったらどないすんのや。
 いよいよ誰も買わんくなるやろ。

 というわけで、今回はカリフラワーの塩麹焼きでした。
 けっこう美味しかったのは良いのだけど、夫の言うとおり、じゃあこれを作るためにスーパーでカリフラワーを手に取るかというと、それは微妙。
 やっぱり値段に対しての栄養価を考えるとブロッコリーにいってしまいそう。ごめんなカリフラワー、泣かないでカリフラワー。幸せにおなり、カリフラワー。

 おまけ。本日の娘。

 夫と一緒に風呂から上がってくると、私のところへきて嬉しそうにお辞儀をする。娘のお辞儀は深くて、膝から折り曲げる。
 その後、手を後ろ手に組んで、監督のような貫禄をもって、私の周りをウロウロする。
 つかまえに来た夫に抱き上げられ、キャー!っと言いながら連行される。

 かわいい。ずっと眺めていたい、全裸監督。
 あまりにも可愛いので、本当は写真を撮りまくりたいのだけど、幼児の全裸写真をグーグルフォトに同期してたらアカウント凍結されるよ、と夫に脅されているので、不用意に撮れません。
 代わりに、心のシャッターで娘の全裸を撮りまくる日々。…おや、全裸監督なのは、私の方なのかも。

ナイスですね!


※映画は観てません


いつもありがとうのかたも、はじめましてのかたも、お読みいただきありがとうございます。 数多の情報の中で、大切な時間を割いて読んでくださったこと、とてもとても嬉しいです。 あなたの今日が良い日でありますように!!