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ミーハーで何が悪い。

スケジュール過密人間が己のミーハーさを自覚するまで

2020年も残りわずか。

今年の漢字は「密」だそうが…、
私の今年の漢字としては、「観」を選びたい。

だってねぇええええ!めっっちゃ「観た」から!

コロナウイルスがもたらした社会活動の小休止期間は、私の引き出しの数を数倍に増やした。

大学の授業、掛け持ちアルバイト、サークル活動、友達との時間…

「beforeコロナ」の私は朝から夜まで予定を詰める、文字通りのスケジュール過密女を演じていた。もちろん自宅は「寝る場所」でしかなく、ゆっくりとテレビを観ることすらなかった。

突如訪れた、「ステイホーム期間」。

家にいる時間=睡眠時間であった私には無縁だった「定額動画配信サービス」に契約をし、映画を見漁る日々が始まった。

友人Kに勧められ、「Filmarks」なるアプリに登録もした。

このアプリ、自分が観た映画を記録できるだけではなく、口コミや人気作品ランキングを見れるスグレモノ。アプリ内のトレンドページに掲載されている作品を片っ端から鑑賞した。

そして気づいた。

たくさんの人が見ているコンテンツには、何らかの理由がある。「ヒット」は偶然ではなく、必然的に起こる事象なのだと。

そうして、こんな思いが芽生えた。

良いと言われるもの、ヒットしているものに真正面から飛び込んでみようじゃないか。そうすれば、ヒットの法則が少しはわかるかもしれない!

私は「Filmarks」のトレンドページを飛び出し、Twitterでよく見かけるタイトルの鑑賞を開始した。

こうして目先の課題と予定に追われるスケジュール過密人間は、ミーハー人間に生まれ変わった。

ちなみに、私のFilmarksのページはこんな感じです。

That`s ミーハー!私の2020年鑑賞リスト

さてここで、5月以降にみた作品をざっと挙げてみる。リスト掲載作品以外にも色々と鑑賞したが、今回はシリーズものに限ってご紹介。

ダウントンアビー
(ドロドロな人間関係と貴族の生活を覗けるのが楽しい)
ゴシップガール
(ドロドロな人間関係とセレブの生活を覗けるのが楽しい)
THIS IS US
(脚本が巧すぎる。その巧さは第1話のラストで納得頂けるはず)
SEX AND THE CITY
(恋愛の命題は万国共通。終始共感の恋愛ドラマの名作)
進撃の巨人
(ミーハーなので兵長が好き。)
鬼滅の刃
(ミーハーなので水柱が好き。)
BANANA FISH
(ミーハーなのでアッシュが好き。)
呪術廻戦
(ミーハーなので五条悟が好き。)
アンナチュラル
(ミーハーなので中堂先生が好き)

誰もが聞いたことはある「有名作品」のオンパレードではなかろうか。

全部が全部、面白かった。
時間を忘れて没頭した。

人気作品を、人気になってから観る「ミーハー的行動」には否定的な存在も認識している。ミーハーはいつまでも新参者だ。

だが、ミーハーで何が悪い!

良いものを良いものとして純粋に楽しみ、感想と語り合う純粋な楽しさを貴方に奪われるいわれはありません!(宝塚のヒロイン風口調)

母は呆れ顔で私に言います。
「『鬼滅の刃』ブームに貴女もまんまと乗せられているのね」と。

母よ、リアルタイムでブームのお祭り感を味わえるのは楽しいのですよ。たとえ、手のひらで踊らされる消費者になっていたとしても、幸せだから良いのです。

妹も冷たく私に言います。「『BANANA FISH』の良さ、今更知ったの?」

出会いに早すぎることも、遅すぎることもない。出会った時こそが私にとってのベストタイミングなのだよ。

「ヒット作」を見漁って変わった人間関係

こうして大量の有名作品やヒット作品に出会った私の人間関係には、ある大きな変化が現れた。会話の幅が圧倒的に広がったのだ。

今までは恋愛話や就活の話ばかりをしていた友人と、作品の解釈や好きなキャラについて話せるようになった。
物の例えとして、作品の登場人物を用いたりできるようになった。
作品の解釈の仕方を通し、友人の新たな一面を知れたりもした。

これからも周囲の人が「良い」と言った作品はすかさずに見るようにするし、ヒット作には飛びつく。

古参にもパイオニアにもなれないけれど、先入観を持たずに新しい「出会い」に飛び込むことって誰にもできることじゃない。

ミーハーは恥ずべきことではないのです。

2020年の個人的総括と2021年の目論見

飲み歩くことも、遠くに出かけることもなかった2020年。
新たな人との出会いは皆無に等しかった。

それでも、「コロナ無き世界」では出会えなかったであろう架空の世界の架空の人物たちと出会うことができた。

この2020年の出会いは、これから出会う人々の幅を広げてくれたはずだ。

「空白の1年だった。」と片付けることもできるが、本当にそうだろうか?

ミーハーとしての己を自覚できたことの意味は大きい。2021年もトレンドと口コミに影響されまくりたい!

お正月休みは『チェンソーマン』と『MIU404』、『今際の国のアリス』で時間を溶かすことを計画中です。

就活やゼミ論と両立できるかって?

できる、できないじゃない。両立するんです!(真顔)

ここまで読んでくださった貴方のオススメも、ぜひ教えてください。

おまけ
ダ・ヴィンチの最新号はミーハーが作品選びをする上でのウハウハ情報が満載な予感。

12/4発売。ぜひ。

ダ・ヴィンチ 2021年1月号 [雑誌] https://www.amazon.co.jp/dp/B08MZKMRVK/ref=cm_sw_r_cp_api_lnz4FbE6KGTAV

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