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【Mom Garden Story】Vol.1「産後ケアはずっと続くもの」マームガーデンは、その始まりの場所

「マームガーデン葉山」をご利用された方にお話を伺う【Mom Garden Story】。

初回は、2人目のお子様出産時に滞在されたgapyeuflさんの体験をご紹介します。

gapyeuflさんが「マームガーデン葉山」に滞在されたのは、OPEN間もない2022年1月。
2人目出産で「産後ケア」を使って、気づいたこととは。

Profile:
東京都在住 gapyeuflさん(30代)
夫、第一子、第二子の4人家族
滞在期間:1回目 2022年1月(14泊)、2回目 2022年3月(3泊)


上の子のときには無理をしていた“産後”


 上の子の出産時は産後ケアも使わず、産後もとても忙しく働いていて、
正直どんな風に産後を過ごしたのか覚えていないほどです。


 最初は「産後は大変といっても、育児雑誌に書いてある感じなら、乗り切れるはず」と気軽に考えていました。


 ですが実際には、育児雑誌のように日々をこなすのがなんとか。
復職したときも、産後の心身の不調を抱えたまま、働き始めました。


 上の子は4カ月から保育園に通ったのですが、
一度自分が体調不良となり入院を経験し、「このままではまずい」と働き方を改めることに。


この時初めて、産後生活に無理をしていた自分に気づきました。


近隣の工事と産後が重なり、滞在先探し


 2人目の妊娠がわかったのは、ステイホームが推奨されていた時期。在宅勤務だったこともあって、2人目の出産予定日の2週間前まで仕事をしていました。すると、近隣の解体工事が産後の時期に重なることが発覚。騒音が心配だったので、その間の滞在先を検討することになりました。

 
 賃貸マンションやホテルの長期滞在プランも考えたのですが、上の子の環境変化を最小限にしたほうがいいと考え、またパートナーが上の子と2人なら自宅で過ごせると言ってくれたので、私と生まれた子の滞在先を探すことにしました。

 公共の産後ケア施設だとスケジュールをうまく合わせられないし、自宅にいられないので産後ドゥーラも利用できません。

 そこで見つけたのが産後ケアホテルです。


「マームガーデン葉山」で気付いたこと


 必ず滞在すると決めていたので、事前に施設見学には行きませんでした。
そのため「マームガーデン葉山」を訪れたのは、宿泊初日。

エントランスをくぐるとまずスタッフが履き物を片付けてくれて、面食らいました。

出産後でも何でも自分しなくてはと思っていたので、「それくらい自分でできます!」と思わず言ってしまいそうに。


 でも、飲み物のフタを閉めることさえも手伝ってくださったり、体調を気遣ってもらったりと手厚いケアを受けることで、初めて

「そうか、今私は人生で一番ケアを受けるべき時なんだ」

と気付きました。

 1人目の産後はおろか、今までの人生の大半を気合と根性で乗りきってきたので、
自分が「産後ケア」を受けるべき立場であることを、
その瞬間まで理解していなかったのです。


母子分離でわかった自分の体調


 2人目の子は本当によく泣く子で、「マームガーデン葉山」に滞在してはじめて、
夜間に子の世話をしなくてよい時間を得られました。

「これでぐっすり眠れる」と思ったのですが、
子どもと離れても夜寝られないことに気付きました。



 病院を受診したら最初は産後うつと診断されたのですが、
気持ちの落ち込みはなかったので「これは違うな」と思いました。


 その後別の理由が分かり治療できたのですが、
もし「マームガーデン葉山」で母子分離の時間を過ごさなければずっと気付かなかったので、
滞在して本当に正解だったと思います。


予想外の友人との出会い


 産後うつではないと確信した理由の一つに、滞在中の出会いがあります。

まったく想定していなかったのですが、滞在中は他のママたちと思いの外楽しい時間を過ごせました。

岩盤浴、ハーブテントなどのサービスを予約する際に立ち話をしたり、
夕陽を見ながら足湯につかったりしている中で、自然と仲良くなりました。



 滞在中は常に子どもと一緒にいるわけではないので、子どもをきっかけに声をかけて仲良くなることもあれば、子どもそっちのけで話に花を咲かせることも。


 出会った友人はなぜか先進的で多彩なバックグラウンドの持ち主ばかり。さまざまな分野で働いている女性同士(そしてパパも!)、子ども以外の話で盛り上がりました。

滞在後も数人で集まったり、LINEで連絡を取ったりしています。

泣き止まない下の子と再度宿泊

 
一度目の滞在後、自宅に帰ってからしばらくして、3カ月になる前にもう一度「マームガーデン葉山」に3泊することにしました。

そこでアドバイスをもらったり、ベビールームに預かってもらったことで、しばらく出ていた泣きぐせが信じられないほど収まったんです。


 その後は落ち着いて眠るようになって、おかげで春から無事に育休復帰できました。

保育園入園に向けて、授乳・ミルクのタイミングを再設計し、
おしゃぶりや爪やすりの活用法などを伝授いただいたおかげで慣らし保育はとてもスムーズに進められました。


産後ケアが当たり前の世の中に


 「マームガーデン葉山」に滞在したことを産院で出会った友人や、会社の同僚に話すと「羨ましい」と言われます。

産後ケアホテルに滞在することは、まだメジャーはないかもしれません。

 一見、料金が高く感じるかもしれませんが、私の場合は産院で延長入院を勧められた際に提示された自費の場合の1泊の費用と「マームガーデン葉山」の1泊の料金が同じだったんですね。

 安心できる環境を用意していただくとそのくらいの金額になるのだなと頭で理解しつつ宿泊し、
実際に体験してみるとその価値があったと思えました。


 私のような経験談が世にあふれるようになり、文化として浸透していくと、
このあたりの価格の感じ方がいずれ変わっていくと思います。


 「マームガーデン葉山」は産後ケアの選択肢の一つであって、必要な産後ケアすべてをカバーするものでもなく、

また人や状況によって産後ケアのスタイルはさまざまだと思います。
 

 ただ、私の1人目の出産時のようにケアの必要性すら認識せずに頑張るやり方は、
育児だけでなく自分の体調やキャリアにもリスクがあるなと思いました。


女性が健康で安心して仕事と育児を継続できるようにする上でも、
「産後ケア」を受けることが当たり前になるとよいと感じています。



産後ケアは続いていくもの


 今は、子ども2人をとも保育園に預けて、仕事を再開しています。
産休育休中は先に出産・復職した後輩が仕事を引き継いでくれていたので、助かりました。

同僚の職場復帰のサポートなども広い意味で産後ケアに該当するなと感じました。


 今想うことは、「産後ケア」は母親が出産後に受けるだけでなく、
“ずっと続いていくもの”だということ。

出産後はまず自分自身がケアを受ける側ですが、
自分がケアを受けたことによって今度は自分の子のケアに向き合えるようになります。


 そして、他の人が出産したときには、自分がケアする側に。


「産後ケア」は“受ける”だけじゃなくて、
“与える”ことにもつながっているんだと実感しています。



 一人目の出産のときはケアの必要性すら理解していなかった私が、

「マームガーデン葉山」で産後ケアの必要性を知り、
そして今は、産後ケアはずっと続くものだと感じている。


産後に限らずケアされケアすることが
長い人生で形を変えて繰り返されていくものだと思えました。



 マームガーデンはお母さん・お父さん、
そして赤ちゃんにとってのケアの始まりの場所と言えるかもしれません。



さいごに


2人目のご出産の際に「産後ケア」を知り、
マームガーデン葉山をご利用してくださったgapyeuflさん。

使ってよかった、と思ってもらえて嬉しい気持ちと同時に、
「知ってもらえたから使えた」ということは、
その情報を知らなければ検討にも上がらないという
産後ケアの認知度の低さも、同時に課題を感じます。


誰しもに産後ケアの情報が届いていくよう、
これからも発信を続けてまいります。

gapyeuflさん、インタビューへのご協力、
誠にありがとうございました!


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