見出し画像

『作りたい』を相談する時に用意しておいてほしいもの

どうもモールドテックです。

製造業以外の作りたいアイデアがある方からのご相談をよく受けるのですがその方々がよく口にされるのが
「色々と探してみたがどこからも断られた」
の一言。なぜ、断られてしまうのでしょうか?

相談者は自身のアイデアを実現したいのですからかなりの熱量を持って製品の説明をします。積み重ねてきた思いがあり製品化に向けて熱量が高いのは当たり前であり絶対に必要なことです。
でもちょっと待ってください、相談を受ける側はその熱量にはついていけません。なぜなら積み重ねた思いも何もなく初耳だから。。。同じ熱量を持つのは無理というものです。

相談を受ける側としては欲しいのは熱量ではなくその製品の情報です。相談者は熱量を持ってその製品の資料を作っておくべきです。

では、どのような情報が欲しいのか?

欲しい情報は相談を受ける側によっても異なりますが、以下の情報ぐらいはその仕様書としてまとめておくと良いと思います。
1.外観・イメージ

手書きでも類似品でも構いませんのでその製品の形がイメージできるもの
2.製品のサイズ
その製品の大きさ。(細かい数字でなくても良いのでおおよそのサイズ感は欲しいです。)
3.機能
その製品はどの様な用途があるのか、どの様に使うのか
4.数量
何個作りたいのか?
5.材質
樹脂なのか、金属なのか

相談先である工場の仕事はものを『作る』ことであって、フワっとした状態で相談を受けるのは苦手な場合が多いです(もちろん全ての工場がそうというわけではないです)。また、工場によって得意とする材質、大きさ、数量は異なります。
仕様書としてまとまっていれば、その工場で断られるとしてもその理由が明確になりますし、もしかしたら別の工場を紹介してくれるかもしれません。

仕様書?よくわからないんですが。。。という場合

仕様書を作りましょうとは言いましたが
製品のイメージをうまく作れないとか
どんな材質が良いのか分からないとか
なかなか慣れていないと難しいかもしれません。
その様な場合には
イメージを具体的にしてくれるデザイナーや
弊社の様な工場との間に立って動ける会社に
依頼してしまうのが良いでしょう

実際に弊社でもフワッとした状態から始まって
その製品のイメージや仕様書を作るところから
お手伝いさせて頂くことは多くあります。

もちろん費用がかかることですし
相性というものありますから
『よし依頼しよう!!』
とは簡単にならないかもしれませんが
ものづくりに慣れてない方はまずは相談してみて、
良い製品を世に出すための良い相棒を見つけたいですね。