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「やさちぃきのひろば」第2回を県立東高根森林公園で開催!

2024年に市制100周年を迎えた川崎市では、子どもたちが国産木材に触れ、その魅力を体感できるイベント「やさちぃきのひろば」を全7区で開催予定です。第1回のグランツリー武蔵小杉に続き、9月28日(土)・29日(日)には、宮前区の県立東高根森林公園で第2回が行われました。

両日とも空には雲が多く、日曜日には少し雨も降りましたが、多くの方に参加いただき、無事にイベントを開催することができました。
当初、天気予報で雨が予想されていたため、一部の屋外プログラムは中止となりましたが、屋内のパークセンターでは、子どもたちが木材と触れ合うさまざまなプログラムが実施されました。


木のおもちゃで遊ぼう!

遊具ゾーンでは、全国から集められた木のおもちゃが並び、子どもたちは大興奮。宮崎県産のスギを使った「からからつみき」では、大人も子どもも夢中になって積み木で遊んでいました。お父さんの背丈より高く積み上げた積み木を倒す瞬間は、見ている側ももったいない気持ちと不思議な爽快感が入り混じり、笑顔がこぼれるひとときでした。


また、小田原産のヒノキの間伐材を使った「ヒノキ玉プール」では、木の玉に寝そべったり埋まったりと、自然のぬくもりを感じながら楽しむ姿が見られました。シンプルな木の玉のプールなのですが、いつまでも遊び続けられる不思議な魅力にあふれていました。


ヒノキ玉プール

「かまぼこつみき」も同じ小田原からやってきました。小田原産のスギを使って作られたシンプルな積み木ですが、子どもも大人も慎重になって積み上げる姿を見て、その集中力に感心させられました。

かまぼこつみき

さらに、静岡市のオクシズ材を使った「シズレンガ」は、木製の知育玩具で、スギのブロックとヒノキの連結棒を職人が一つひとつ手作りしています。建物や動物など、複雑な形を作ることができるため、子どもたちが積み上げた形を引き継ぎ、大人たちが本格的な建物を仕上げて楽しんでいる様子も印象的でした。


シズレンガ

「どうぞのいす」を作ってみよう!

香山美子 作、柿本幸造 絵による絵本『どうぞのいす』は、40年以上も愛されている絵本です。この絵本に登場する「どうぞのいす」を自分たちで作るワークショップが、NPO法人西林によって行われました。この団体は、宮崎県を拠点に活動しており、この椅子制作キットはFSC認証(※)を受けた木材を使用しているそうです。

どうぞのいす作り

※FSC認証は環境、社会、経済の便性に適い、きちんと管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みです。

▼FSC認証について

https://jp.fsc.org/jp-ja/about_FSC_certificate


子どもたちは木づちを使い、少しずつ自分の手で椅子を完成させるたびに驚きと喜びを感じている様子でした。読み聞かせの時間も設けられ、木のぬくもりと物語の優しさに触れるひとときとなりました。


どうぞのいす 読み聞かせ

竹ぽっくりを作ろう!

社会福祉法人はぐるまの会によるワークショップでは、川崎市のとんもり谷戸でとれた竹を使って、竹ぽっくりを作る体験が行われました。この法人は、障害者福祉を推進する団体で、グループホームや作業所、農園やカフェなどを運営しています。


まずは竹を切るところから

ノコギリで竹を切る作業に初めは不安そうな子どもたちや親御さんたちも、徐々に慣れてくると夢中になって竹を切り進めていました。完成した竹ぽっくりで遊ぶ子どもたちは、最初はつまずきながらも、すぐにスタスタと歩けるようになっていました。もしかしたら、家までそのまま歩いて帰る子もいたかもしれません。

完成した竹ぽっくり

さまざまな楽しいプログラム

「やさちぃきのひろば」ではおなじみの川崎市幸区にある福田商店による「早野産間伐材でお絵描きパズル作り」や「小さな丸太 どんぐりで森づくり」、NPO法人みどりなくらしによる「木のネームプレート作り」など、手作りの楽しさを味わえるワークショップが盛況でした。


お絵描きパズル
小さな丸太 どんぐりで森づくり
木のネームプレート作り

初日のみ開催された、高校生を中心としたノクチ基地インターンによる「ぶんぶんごま」作りも人気で、子どもも大人も必死に指先を使って遊んでいました。

ぶんぶんごまを一緒に作って遊びましょう

また、NPO法人みどりなくらしによる「もりのおはなし」も行われ、スライドを使って「日本の森林の現状」や「森林を守るためにできること」をクイズ形式で楽しみながら学びました。私たち一人ひとりが、森と木を大切にするために何ができるのか、これからも一緒に考えていきたいですね。


みどりなくらしによる「もりのおはなし」

2日目の日曜日には、はぐるま農園で作られた新鮮ななすやピーマンなどの野菜が直売され、大人気のうちに完売となりました。

はぐるま農園の元気いっぱいの野菜

丸太切り体験

屋外での唯一のプログラム「丸太切り体験」も行われました。このプログラムは、前回のグランツリー武蔵小杉でも大人気だったものです。大きな丸太をノコギリで切るという貴重な体験に、親子で夢中になる姿が印象的でした。


丸太切り体験

次回開催のお知らせ

晴天ではありませんでしたが、多くの方々に参加していただき、無事に第2回「やさちぃきのひろば」を終了することができました。
今後、残り5回の開催が予定されており、次回は2024年11月3日(日)に川崎市役所本庁舎広場で行われます。
プログラムの内容は会場ごとに異なるので、ぜひ公式ホームページで確認してみてください。皆さんのご参加をお待ちしております!


「やさちぃ き のひろば」公式ホームページ

https://kawasaki-mokuzaiforum.com/yasachii-ki-nohiroba/


▼「川崎木づかいタウン」公式インスタグラム

https://www.instagram.com/kawasaki_kizukai/

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