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【ストレス対処】「休日の過ごし方」

こんにちは、心理カウンセラーMOKUJIです。
メンタルヘルスでお悩みの方向けに、心が軽やかになる実践的な記事を書いています。

本日のテーマは
「休日の過ごし方」
です。

みなさんは休日をどのように過ごしていますか?なんとなく休息すれば、なんとなく回復すると思ってはいませんか?

メンタルヘルスを考える上で「いかに働くか」に注目した対策は、色々なところで紹介されるようになったと思います。しかし、働き方が大きく変化する現代日本においては、「いかに休むか」についても注目する必要があると思います。つまり職場の要因に注目するだけでなく、職場外の要因にも目をむける必要があるということです。

というわけで、今回は「休息のマネジメント」についてフォーカスをあてて記事にしていきたいと思います。

その方法とは、2つ。

・職場以外の友人、知人と交流する(遊ぶ)
・「なにができたか」を肯定的に振り返る

です。

👉🏻週末の休息効果

週末の過ごし方と週明けのストレス反応およびパフォーマンスとの関連についての研究によると

・仕事外のストレッサー(家族とのトラブルなど)を経験した場合には、週明けのストレス反応が上昇しパフォーマンスが低下する
・社会的活動(職場以外の友人や知人と会うなど)に従事した場合には、ストレス反応が低下しパフォーマンスが上昇する

ことが明らかになったそうです。

👉🏻なぜ社会的活動がパフォーマンスをあげるのか?

(1)仕事以外の活動に関わることで仕事のストレス要因から離れられるから(仕事との心理的距離をおく)
(2)職場の人間関係に比べて感情のコントロールに向ける努力が少なくてすむから
(3)周囲からのさまざまな援助が得られる機会になるから

理由はこんな感じだそうです。なんだか納得ですね。

👉🏻肯定的な振り返り

週末に仕事の肯定的な振り返りをした場合には、翌週のモチベーションが増加することが研究でわかっています。つまり、休日に「仕事のことは考えるな、考えるな」と思うのが普通に感じますが、実は思い出しても良かったんです。ただし、「なにができなかったか」ではなく「なにができたか」を肯定的に振り返ることが必要です。これが意欲の向上につながります。

👉🏻まとめと補足

・職場以外の友人、知人と交流する(遊ぶ)
・「なにができたか」を肯定的に振り返る

「職場以外」というところがポイントですよね。これも研究でわかっているそうなんですが、いくら職場の人間関係が良好であっても、つまり、仲が良いから休日に同僚と遊んでも、「仕事との心理的距離」はとれない。つまりリラックスできていないんですね。どうしても同僚の顔を見ると、仕事の負の側面を思い出したりしちゃうってことですかね(苦笑)。これは驚きでした。私はHSPなので、交友関係が狭いです(というのを言い訳にしてます…)。だからたま〜に休日に遊びに行くのは同僚を相手にすることが多かったのですが、リラックスできてなかったんですね。。。衝撃の新事実です。今回、新しいコミュニティを増やそうと本気で思いました。もしくは、連絡が途絶えてしまっている交友関係を復活させるのもいいかもですね。

「なにができたか」を肯定的に振り返る、については、さっそく試してみてください。ただ、途中から「なにができなかったか」に思考が引っ張られそうだったら無理にしなくてもいいと思います。

どちらか自分に向いている方を試してみる、でもいいですね。

(参考にした本:『ワーク・エンゲージメント ポジティブ・メンタルヘルスで活力ある毎日を』島津明人,労働調査会)

本日は以上となります。
それでは、また。

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