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中途半端で何が悪い

最近ちょっとやさぐれモード。

なぜか。

理由はわかっている。
環境の変化だ。

三男が今年から幼稚園に入園する。
入学式は今週末の4/10。
入園式までの今の期間は、家族が全員いるなかで在宅勤務をしているわけだが、これがまぁ大変。
昨年の緊急事態宣言と同じ状況が今月の我が家をおそっている。
昨年は2歳、今年は3歳というのもあって、多少マシになったところはあるが、いやいやどうして、未就学児と仕事の相性の悪さったらない。

しかも、タイミングが悪いことに三男坊、今、風邪をひいている。彼はまだ鼻をかめないので、鼻水が出るたびに「鼻水〜」コールで大人が呼ばれる。数分に一回の頻度で鼻水を拭くタスクがプラスされているのは非常にハードワーク。

入園すればすぐに落ち着くかというとそうでもない。
しばらくは慣らし保育期間。
入園してからの降園時間もまだはっきりしていないし、預かり保育もまだ使えない。
予定がみえない状況では仕事や複業の予定も立てにくく、思うように動けない。

そんなこんなで仕事もセーブしている。
複業も4月は少ししか入れていない。
コーチングの学びと実践も、少ない時間でしかやれていない。たぶんもっと時間を割かないといけないんだと思う。

でもさ、やっぱり今はその時期ではないよね、とも思う。いろんなバランスをとりながらそこにそんなに時間を割くことはできんのよ。
少なくともこの数ヶ月は大きく動ける時期じゃない気がする。

短距離走ならいいけど、生活は毎日のことだ。毎日全速力でフルパワーでやれる人ももちろんいるだろうけど、私がそれをやっても、たぶん続かない。
いろんな価値観があるんだろうけど、息ができないほどいっぱいいっぱいになって苦しくなるまで自分を追い込むことが私にはいいとは思えない。

仕事にフルコミットすること、物事にフルパワーで臨むことはひとつの在り方として素晴らしいし、やってても気持ちいい。もちろん苦しいことやうまくいかないこともあるだろうけど、そこに没頭できるということはある意味とても幸せなことだとも思う。
そしてそういう人が語る「覚悟」とか「真剣」という言葉はとてもわかりやすいし、説得力がある。

ただ、本人が自分の中で「覚悟」や「真剣」をもってるのはとても素晴らしいのだけども、たまにそういう人たちが、自分のものさしで他人の「覚悟」や「真剣」を語り、安易に他者を判断してしまうところに私はちょいちょい違和感を覚える。

我々働くお母さんお父さんの多くは日々葛藤し、仕事や家事育児、自分の好きなことにおいて、やるべきことややりたいことのバランスをとりながら、這いずるように生きている。

世の中には一流が溢れていて、仕事ややりたいことにフルコミットし、成果をだし、自信にあふれ、周囲に大きな影響も与えられるような人がたくさんいる。

そういう人と比べると、私はいかにも中途半端だ。

彼らに比べて、働く時間も足りないし、そこに当てられる学びの時間も足りない。

だが、だからといって、そういう人たちから「覚悟がない」だの「真剣じゃない」と言われるのは正直あまりおもしろくない。

私は私の人生の選択ひとつひとつに覚悟をもっているし、真剣に生きている。
私に限った話ではない。
この世に生きてる人はすべて真剣に生きている。

ふん。
中途半端で何が悪い。

中途半端も10年続けられればそれはもう立派にプロの領域。
私たちは中途半端のプロだ。
生活や仕事での不甲斐なさやちゃんとできないぐるぐるした感情と折り合いをつけたり妥協したりしながら、亀の歩みで這いずりながら前に進んでいる。

フルコミットしてる人たちはすごい。
残念ながら私は彼らにはなれないだろう。
が、同時に彼らも私にはなれない。

だから私は胸をはっていい。

誰に何を言われようとも、ブレる必要はない。
それはそれ。これはこれ。
私は私のペースで、今はゆっくり前に進むのさ。

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