【コラム】彗星の占星術的考察
おとといの夕方、話題の紫金山・アトラス彗星を、つくば市のもっくん珈琲(私のやっているお店)の敷地から観測することができました。
肉眼ではほとんど見えない(3等星程度と言われる)のですが、夕方の一番星になっている金星を目印に、当てをつけて、この辺だろう、という辺りをスマホのナイトモードで撮ったらこんなふうに写って、変な声が出ましたww
(「ある」とわかったら、その後肉眼でもぼんやり見えました)
せっかくなので、この彗星が占星術的にどんな意味があるか、考えてみたいと思います。
紫金山・アトラス彗星の起源
今回の紫金山・アトラス彗星は、「オールトの雲」と呼ばれる太陽系の果ての領域からやってきた、と言われています。
一般的な占星術では、おもに、太陽系の惑星ら10天体を占いに使います。タロットは、78枚のカードを自分たちの世界(意識)全体として見立てますが、占星術は、その世界の見立てに「太陽系」を使うのです。
その中で、意識(魂)の一番深遠なところは冥王星としていますが、上記の「オールトの雲」は、そのさらに遠く、太陽系の外側を球殻状に取り巻いていると考えられている理論上の天体群で、今回のような非周期彗星(行ったきり戻ってこない彗星)や、長周期彗星の起源として考えられています。
この観点からすると、彗星は太陽系の外、つまりは「私たちの意識」の外から、私たちの世界にやってくる、得体の知れないもの、ということになります。
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