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やっぱり人様の日記は面白い

古賀及子さんの日記を知り、その日記が紙でも読めるっぽくてネットで注文。タイトルは『ごめん、あれやっぱパンだった』。古賀さんのことは存じ上げず、どういった人なのかもまったく知らないし、noteで日記を更新されているらしいけれど、その日記すら読まずに、ネットで本を買った。我ながらどうした?と言いたくなるほどの行動力だった。

見ず知らずの人の本を買うというのは、考えてみたら本屋さんで自分がいつもしていること。ただ本屋さんでは中身を少しだけ確認することが可能なので、自分に合うか合わないかの判断が少しだけ出来る。とはいえ、読んでみたらまったく理解できずに終わったー!みたいな本も山ほどあるけどね。

そういった手に取ることが出来る本も、年々減っていて、本屋さんには入荷していないけれど読んでみたい本というのが増えた。単に私の好みが大衆向けではないのかもしれないけれども。

中身を確認せずにネットでポチるという機会はどんどん増えていて、でもそれだけだと味気ない気持ちもあって、私は一ヶ月の間に何度も本屋さんへと足を運ぶ。

それでも自費出版?リトルプレス?などと呼ばれる本は、一般の本屋さんで手に取ることが出来ないため、結局はネットで注文するしか道はなくて、古賀さんの本もまさにそれで、中身はいっさい分からないままだし、Amazonや楽天以外の方法で本を買うことがない私にはハードルの高さが尋常じゃなかったはずなのに、わりとあっさりネットで注文した。翌日には到着。早い。

中身を確認せずにではあったけれど、古賀さんの日記は興味深くて、そうか日記ってこんな風に書くのか~などと思いながら、毎日少しずつ読んでいる。一度に読んでしまうのはもったいなくて。

旦那さんはどうも別の場所で暮らしているらしく、中学生と小学生のお子さんと3人で古賀さんは暮らしていて、『ごめん、あれやっぱパンだった』では感染症が始まった頃の日記なものだから、日々を試行錯誤して生活している様子を、なんだか懐かしい気持ちで眺めた。

世界が変わってしまう時間を、一人で子どもたちと過ごす古賀さんを眺めながら、すぐに慌てふためく私のような人間には一人での子育てって難しいのだろうな、と思ったりした。それとも一人になったら腹をくくるのだろうか、母親ってそういうものかな?なんてことも考えた。

考えてみたら我が家には夫がいるけれど、夫は仕事だけしていて、その他のことを一切何もしない。家事も育児もすべては私の肩にのしかかっていたんだっけ・・と改めて思い出し、そうか、私って頑張ってたんだと気づいた。やるしかないんだ!という状況になれば、人は頑張れるものかもしれない。

だからといって、頑張り続けるのはアウトだから、休み休みが一番。そう思いながら、古賀さんの最近のnoteを読んだら、kindleでも読めるようになった本があると書かれていて、おぉ!!と唸った。

そろそろやめようと思っていたKindle Unlimitedを、解約していなくて良かった。

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