第3回 ふしチャレ!に『風来のシレン3 ポータブル ツヅラの迷宮クリア』で参加しました
2023/10/13 - 2023/11/05の間で開催された『第3回 ふしチャレ!~不思議のダンジョンRTAフェス外伝~』に参加してきました。
挑戦したのは“風来のシレン3 ポータブル”の“ツヅラの迷宮”のクリアで、かなり面白かったのでプレイした感想を残しておきます。
ふしチャレとは
ふしチャレは“不思議のダンジョン”や“ローグライクゲーム”をプレイする際に自分で目標を決め、期間中に目標達成に向けて各々が頑張るというイベントです。
“ストーリーをクリア”というような単純にゲームクリアを目指す初心者向けの目標もありますが、“高難易度ダンジョンをクリア”、“縛りプレイでダンジョンをクリア”というように上級者向けの目標を選ぶこともできます。
ちょうど今、風来のシレンの最新作が14年ぶりに出るということで世間は盛り上がっているのですが、その盛り上がりに乗じて今回は私は『風来のシレン3 ポータブル』の難関ダンジョンのひとつである“ツヅラの迷宮”のクリアを目指すことにしました。
シレン3について
今回私が選んだシレン3は、少し検索してもらえば一目瞭然ですが実際にプレイした人からの評判が悪いです。
ストーリーが従来のシレンシリーズから見て異質、ストーリーがそもそも長すぎる、クリア後ダンジョンの数(とりわけ持ち込みなしダンジョン)が少ない、動作のテンポが悪い、探せばいくらでも悪い要素が出てきます。
しかし、“二刀流システム”や“禁止床システム”や“3だけに存在するモンスター種”など、3独自のシステムに対しての評価はまだ進んでいないようにも感じているので、いい機会なので自分でプレイすることにしたのです。
PSP版について
今回プレイしたポータブルですが、これはシレン3のPSP版タイトルとなります。
シレン3にはWii版とPSP版があります。
PSP版はWii版からバランス調整が加えられていたり、動作のテンポが良くなっていたり、ダンジョン追加こそ少ないですが、近年のシレンシリーズで言う“Plus版”と言ってもいいくらいの調整がされています。
今からPSPとなると動作環境を持っている人が少ないかもしれませんが、PSVitaではダウンロード版に限ってPSPのゲームをプレイすることができます。
そして、PSPのゲームのダウンロードサービスは今でも継続しています(※)。
※PS3、PSVitaからアクセスしたときのPS Storeのみ
シレン6の発表の影響かPSP版のパッケージ品は中古相場でも値段が2000円程度と上がってきているのですが、ダウンロード版は1885円で買えるのでこっちのほうがお得です。
私は元々Wii版を持っていてストーリークリア済みなのですが、今回の挑戦に合わせてPSPのダウンロード版を買いました。
ツヅラの迷宮について
ツヅラの迷宮の紹介をしますと、不思議のダンジョンシリーズで言ういわゆるもっと不思議のダンジョンというもので、アイテムの持ち込みなしで99Fクリアを目指すダンジョンです。
ツヅラの迷宮はバランス調整が凄まじく極端なダンジョンで、床落ち汎用武器で最強武器は“カタナ”です。
シリーズお馴染みの“どうたぬき”ですらお店か浮島にしか存在しないレア武器となっています。
さらに“大きいおにぎり”すら床落ちしておらず、大きいおにぎりを入手するにはお店で買うか浮島から拾うしかないというとんでもないアイテムテーブルになっています。
最序盤がとにかく辛く、3Fまでに有用な武器盾が拾えなかったら“にぎりみならい”がHP満タンからでも殴り倒せないのでほぼ詰み、与ダメージに対して力の依存度が高いため力が大幅に下げられてしまうとその冒険は諦めたほうがいい、さらに“タトゥーバード”や“鬼面武者”が出てきた辺り(6,7F)から敵の攻撃がさらに強力になってきて、全力でアイテムを消費しないとジリ貧になってしまう極悪なバランスとなっています。
ただ、シレン3はぬれた巻物を持ってフロア移動をすると一定確率で白紙の巻物になるというシステムがあり、ぬれた巻物から白紙の巻物にするための量産体制が整えば“天の恵みの巻物”や“地の恵みの巻物”効果による武器盾強化が何回もできるようになります。
シレン3は武器の強さによる与ダメージの影響が強いので、+20近くまで強化してやるとほとんどの敵が一撃で倒せるようになります。盾も同じくらいまで鍛えれば中盤まで被ダメージを1にできるので、白紙の巻物さえ安定して確保できるようになれば一気に楽になるというよく分からないバランスでもあります。
91F以降の恐怖
ただ、白紙量産体制を整えたとしても91Fから出てくる“アビスドラゴン”の恐怖が待っています。
シレン3には“ジェノサイドの巻物”や“ねだやしの巻物”と言ったモンスターの存在自体を消滅させる巻物が存在していませんが、アビスドラゴンは60ダメージの炎をフロアのどこからでも放ってきます。
フロアの壁をなくす“大部屋の巻物”もシレン3には存在しないので、遠くで起きている状態のアビスドラゴンが発生したら倒す手段は祝福された“全滅の巻物(フロア中の敵を一掃する効果)”を使うしかないです。
91Fから9枚祝福全滅を使う想定で進めるのが最適解のように思えますが、そこまで祝福全滅を使う余裕がないことがほとんどですし、倒すとモンスターハウスを召喚する“鈴なり少年”も91-94Fまでアビスドラゴンと重複して出てきます。
祝福全滅の巻物を使った瞬間モンスターハウスが発生し、余計ピンチになることもあることから容易に使うこともできず、プレイヤーの頭を悩ませます。
さらに同じ部屋にいるプレイヤーに向かって催眠攻撃を放ってくる“ゲンナマゲイズ”も93Fから存在し、催眠攻撃を受けると装備している武器盾を敵に向かって投げてしまってロストすることもあります。
後のシリーズで実装された部屋を見渡すコマンドがシレン3にないため、93F以降は見えてない赤い点(モンスター)が見えたらすべてゲンナマゲイズであると思って動くことが求められます。
催眠の頻度がそこまで高くはない(気がする)のが救いでしょうか。
目標達成
ツヅラの迷宮の恐ろしさをつらつらと述べてきましたが、今回の挑戦では無事に打開できました。
ツヅラの迷宮は、風来のシレンシリーズのもっと不思議のダンジョンではおそらく唯一となる“稼ぐことを前提としたダンジョン”のように思えます。
他のキャラクターで潜る、仲間と一緒に潜るなど、ツヅラの迷宮には他の遊び方もあるのでいずれそちらも挑戦してみようと思います。
おまけ
シレン3には操作キャラクターがシレン、アスカ、センセーと3人いますが、アスカでも打開しました。
センセーは盾を装備できない高難易度キャラクターなので、いずれ挑戦してみたいですが挑戦するときは腰を据えてやらないといけなさそうだと感じています。
悪く言われることも多いシレン3ですが、稼いだ上で深層が辛いゲームバランスのダンジョンがあるというのは3にしかない魅力なので、ぜひ多くの方にプレイしてもらいたいです。
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