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極めて私的な2019年の総括

 2019年12月31日午後7時。まだ2019年のお正月が昨日のことのように思い出せるのですが、もうこんな時期になってしまいました。振り返ってみれば今年は、自分にとってかなり大きな変化が訪れた年でした。
 特筆すべきはやはり、「積読消化会」が始まったことでしょうか。週に1~2冊程、哲学→日本文学→海外文学の3週間を1サイクルに、「人文学系の学部を卒業するまでに読みたいけど中々読めない」積読本を「消化」する会として、「積読消化会」は今年の4月から始まりました。指定された書籍を読んでくれば(読んでいなくても)学部・学年・学内/学外関係なく本について話せる場所となり、気づけば1月7日に第24回目の会が開かれることになりました。もうすぐで1周年です・・・! ここまで「積読消化会」が続いたのも、会そのものの発案と主な運営をしてくださった仲谷シキさんやこれまでに参加された皆様のご協力あってのことでした。改めて感謝致します。今年は本当に有難うございました。
 「積読消化会」がここまで続いて驚いていますが、実は来年度も続ける方向で話が進んでいます。学部1~2年生を主な対象としつつ、やはり「卒業するまでには読んでおきたい」積読本を消化していく形になりそうです。
 サイクルの1つである哲学回の流れの大半は仲谷シキさんに任せていますが、日本文学回や海外文学回の流れは来年に向けて、ある程度の構想は練っています。今年よりもっと多くの作家や作品に触れられるように、そして作品間の関連性や同時代性も捉えられれば…と、色々と考えております。
 例えば日本文学回では、第1回目に柄谷行人『近代日本文学の起源』を当て、次回以降から森鴎外や夏目漱石、そしてそこから所謂「日本文学史」とされるものを辿り直していく道筋を構想しています。そして海外文学回の第1回目では、夏目漱石が論考を出している作品でもあるローレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』(1759年)か、近代小説の起源としても有名なダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』(1719年)を当て、時代性やそれに対する論文・批評なども考慮しつつ、小説作品を読んでいきたいと考えています。(正直まだまだ考える余地はあるので本当にこうなるかは分かりません。悪しからず。)
 来年は大学院入試も本格的に準備しなければならず、中々大変そうな1年になりそうですが、何だかんだ言って楽しみです。英語・・・第二外国語・・・卒業論文・・・学費・・・うっ、頭が・・・。何はともあれ、「積読消化会」と大学院入試への準備を中心に、来年はより積極的に様々な領域に関わっていきたいですね!
 今年は本当に色々な方々にお世話になりました。1年間有難う御座いました。来年も引き続き宜しくお願い致します。それでは皆様、良いお年を! 

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