スピ活の"しおり" その3

その3は、スピッツのライブについてです。



ライブについて

アルバムツアー

2007年に発売された、12作目のアルバム「さざなみCD」以降、
3年周期でアルバムをリリースしているスピッツ。
なので、アルバムツアーも、3年周期になっています。

最新アルバム「ひみつスタジオ」を引っ提げたツアーを例に挙げます。
「SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 "HIMITSU STUDIO"」
ひみスタツアー(略称)は、昨年6月から今年2月まで、
全45公演、全国で開催され、
延期分を除いて、前半はホール、後半はアリーナで行われた。
ちなみに、これまでにドームでライブを行ったことはない。
近年、チケットの倍率が年々高くなっており、
会場のキャパも大きくても、取りづらくなってきた。

アルバムツアーの場合、会場でアルバムが販売され、
先着(およそ100名)だが、アルバムを購入すると、
特典として、直筆のサインが貰える。
ひみスタツアーでは、サインもしくはステッカーだった。

ライブの構成は、本編+アンコール、大体2時間~2時間半。
セットリストは、もちろんアルバム収録曲がメイン。
ただ、収録曲を全て披露するわけではない。
MCは、アンコールのメンバー紹介を含めると、ライブ中に5~6回ほど。
主に話すのは、マサムネさんとテツヤさん or マサムネさんと田村さん。
会場ごとのご当地ネタや時事ネタ、アルバムについての話をするけど、
それが、とにかくユルい。本人たちは、MCが下手と言うこともあるけど、
そのユルさこそが、スピッツのMCの魅力です。

ツアー終了後、2年以内に映像作品が発売される。
MCはカットされることが多いが、2022年以降に発売された作品は、
MCも含め、ノーカットで収録されている。
(いずれあると期待していますが、
 ひみスタツアーに関しては、お知らせが未だにない)

スペシャルツアー

2014年に開催された「SPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014 "FESTIVARENA"」
2017年に開催された「SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"」など、アルバムツアーとは違う、数年ごとに行われる特別なツアーがある。
おそらく次は、2027年の結成40周年記念ツアー。
会場は、アリーナ。野外会場で行われることもある。
セットリストは、シングル曲から、ファンから愛される定番曲、
あまり披露されないアルバム曲など、さまざま。
ライブの構成は、アルバムツアーと同じ。
映像作品についても、アルバムツアーと同じ。


ゴースカ

しおり その1でも触れた、ファンクラブイベント「GO!GO!スカンジナビア」
略して、GO!スカ。通称、ゴースカ。
ファンクラブ会員のみが参加でき、
会員1人につき、参加できる公演は1回のみ。
3~4年の周期で行われ、アルバムイヤーの前年に行われることが多い。
全国で開催され、会場は、主にライブハウス。一部、ホール公演もある。

2022年に行われた、前回のGO!スカ8は、
ファンクラブ設立30周年記念ツアーで、イレギュラーなものだったので、
ここからは、2018年に行われたGO!スカ7を元に書いています。

チケット申込時には、会報と共に、ツアーの詳細、
日程表、曲目リストなどが届く。
そして、曲目リストの中から、
スピッツの曲(インディーズ時代の曲も含まれている)3曲と、
カバー曲1曲をリクエストすることができる。
会場ごとに集計され、1~3位は必ず演奏される。
カバー曲は、1位のみ。

チケットが当選すると、記念品が届く。
GO!スカ7では、ピンブローチ&ピック。

ライブの構成は、本編+アンコール、合間にMCという構成は同じだが、
セットリストは、マニアックなものになることが多く、
アンコールは、ゴースカにしかない楽しみがある。
1. 未発売の新曲が披露される
 例えば、GO!スカ7で披露された新曲「悪役」は、
 翌年発売された、シングル「優しいあの子」に、
  「ヤマブキ」は、アルバム「見っけ」に収録された。
2. 写真撮影OKタイム
 カメラで、メンバーを撮影することができる。
3. プレゼント抽選会
 メンバーが会員番号を読み上げてくれたら、当選
 メンバーの衣装や小物などが貰える。
4. 集合写真の撮影
 ラストに、メンバーと会場全体の写真撮影があり、
 のちに、販売される。

GO!スカのライブ音源は、2015年のGO!スカ6以降、
翌年発売されるアルバム(会員限定盤)に付属されるようになった。


レギュラーイベント

スピッツには、毎年開催されるレギュラーイベントが3つある。
開催時期は、8~9月頃が多い。今年は、全て9月。
出演者は、スピッツと、スピッツが呼びたいアーティスト。
セットリストは、一部異なる曲もあるが、基本3つとも同じ。
そして、必ずカバー曲が披露される。昨年は、藤井風の「きらり」

ロックロックこんにちは!
 
通称 ロックロック 1997年より、大阪で開催。
 イベンターは、プラムチャウダー。
 プラムチャウダーの梅木さんは、会報で連載をしていたこともある。
  「ロックロックこんにちは!」の後につく、
 サブタイトルは、梅木さんが考えているそう。
 会場は、主にライブハウス。アニバーサリーのときは、大阪城ホール。
 合間に、出演者との寸劇やクイズなどをしている映像が流れる。
 コスプレをすることも多い。
 3つのイベントの中で、一番エンタメ色が強いかもしれない。

ロックのほそ道
 通称 道ロック 公式のキャラクターの名前は、ミチロックン。
 2000年より、主に仙台で開催。
 2009年までは「ロックロックこんにちは! in 仙台」
 というタイトルだった。
 イベンターは、ノースロードミュージック。
 会場は、ライブハウスかホール。たまに、アリーナ開催もある。
 親交のある、フラワーカンパニーズが必ず出演する。

Spitz×VINTAGE ROCK std. presents ○○サンセット
 ○○の部分には、関東の地名が入る。
 2010年より開催。2019年までは、新木場(2013年は、開催なし)
 2020(中止)・2022年は、有明。2023・2024年は、豊洲。
 イベンターは、VINTAGE ROCK。
 社長の若林さんは、メンバーから"若"とよばれ、
 デビュー前からの付き合い。
 会場は、ライブハウス(有明は、東京ガーデンシアター)
 親交のある、THE COLLECTORSが必ず出演する。

これらのイベントの音源または映像が発売・配信されたことはありません。


その他

フェスや、他のアーティストが主催するイベントにも、多々出演する。
春フェスに出演する年と、夏フェスに出演する年があり、今年は後者。
GO!スカが開催される年は、前者。
セットリストは、シングル曲が多めになるが、
夏フェス・夏開催のイベントの場合、
レギュラーイベントと同じであることが多い。
他のアーティストが主催するイベントの場合、
その主催者のカバー曲を披露することが多い。
例えば、エレファントカシマシ主催のライブでは、
エレファントカシマシの「浮雲男」をカバーした。


チケットについて

アルバムツアー、スペシャルツアーは、
会員制サービスの先行からスタートする。
しおり その1にもあるように、
ベルゲン→オンラインメンバーズ→スピモバの順番。
それらの先行が終わると、
チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットの先行が始まる。
最後は、一般販売。もしくは、注釈付き指定席の販売。
ファンクラブ先行だからといって、確実に当選するわけではなく、
当選したら、ラッキーと言ってもいい。
一般は、瞬殺で終わる。体感は、5秒。
なるべくは、一般発売までには当選していたい。

GO!スカは、ファンクラブ会員のみが参加できるので、
ツアーよりかは比較的当たりやすいが、
ライブハウス=キャパが小さいので、おのずと倍率も高まる。
ただ、1人1枚の申込(当選していれば、1人につき1人まで、
同行者指定ができる)、同行者も会員でなければいけないので、
転売が圧倒的に少なく安心。

レギュラーイベントは、それぞれの申込方法があり、
サンセットは、昨年から専用アプリでの申込になった。
これらもまた、チケットは激戦。
なぜなら、ファンクラブの優先先行はなく、
他の出演者のファンの申込もあるため。
個人的には、ツアーよりも当たりにくいと思う。

座席は、2019年頃から
当選時ではなく、入場時に座席引換券を受け取ることで、
当選した座席番号が分かるシステムに。
車椅子での参加の場合は、事前に連絡を。

その他のフェスやイベントは、
スピッツ主催ではないので、申込方法は異なるが、
フェスは、そこまで激戦にはならないと思う。
イベントに関しては、やはりチケットは取りにくい。


私がこれまでに感じた注意点

・確実に当たるとは思わず、当たればいいなのマインドで挑む
 もちろん信じることが大切だけど、
 ショックを軽減するためにも、このマインドが大事かな。
・アリーナでいえば、日本武道館、大阪城ホール、
 ホールなら、大宮ソニックシティなど、
 都市部開催の公演は、特に激戦になりやすい。
 キャパが大きくても、その分応募者が多い。
・メンバーの地元も、激戦区
 特に、マサムネさんの地元・福岡公演。
・ライブに確実に行きたいなら、会員制サービスは入会した方がよい
・申し込める先行は、全て申し込む
 行ける範囲なら、迷わず申し込んだ方がよい。
・遠征の場合、先行が始まった時点で、ホテルを予約しておく
 当選してからでは、時すでに遅し。
・会員先行だからといって、良い席が当たるわけではない
 意外と、注釈付き指定席の方がステージに近い時もある。

ここまで、当たりにくい、当たりにくいと書いてきましたが、
もちろん、転売チケットの購入は、絶対NG。
転売は、メンバーやスタッフの方だけでなく、
多くのファンを傷つけ、悲しませる行為。
そもそも、法律で禁じられた犯罪行為です。
この世から転売がなくなれば、
もう少しチケットが取りやすくなると思うのですが…
もう、そう願うしかない。
ライブに行きたい全てのファンが気持ちよくライブに参加できますように!


その4に続く。


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