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【ドライブ練習と八王子のメカイというカゴ】

10/11(日)

10月11日がカミングアウトDAYだと、最近よく見るユーチューバーから知った。
私は同性愛者であり、各方面にカミングアウト済。
青春を一緒に過ごした友人も、ゲイの友人も、現在、仲良くして頂いている日々を過ごしている。

前置きはこのくらい。

私は10/17~18に、
『福岡佐賀手仕事と食の旅』を一人で行く予定である。

そして、今回の旅の1日目。移動手段は「車」
まだ初心者マークも取れていなく、運転も慣れてないので、物凄く不安である。
父に連絡を取り、週末、父とドライブ練習をする運びとなり、

「どこ目的地で練習する?」

と聞かれたが、中々思い浮かばない。
適当に「高尾山」と父に伝えると、結構乗り気で「いいね!登るの?」ときた。「え?登るの?登りたくないよ」と返すが、

練習当日、合流すると、登る気満々の格好だった。

うちの近くのコンビニで合流し、出発。
下道は難なく運転ができた。と思う。

だが、高速に入ると緊張感がグッと上がる。
標識が目に行ってこないし、合流地点が恐怖でしかなし、車線変更も怖い。
更に、トンネルの中の合流なんか、冷や冷や…


辿々しい運転ではあったが、何とか高速を降り、高尾山近くの駐車場へ着いた。

高尾山の入山口に向かって歩いていると、『TAKAO 599 museum』という大きく白い建物が見えてきた。

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何の気なしに、『TAKAO 599 museum』に向かっていくと、入り口で何かを作っている方々がいた。

とても気になったので、駆け足で近寄る。
すると、すぐに何をしているかわかった。

「カゴ編んでるじゃん!!」

と気が付き、すぐに話しかけた。

↓こんな感じで展示もしてあった。

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色々話を聞くと…
八王子で活動をしている「メカイ保存普及会」の会員の方々が本日、ここ「TAKAO 599 museum」でカゴ作りのミニイベントを開催しているところであった。

台風明けということもあり、遊びに来ている人が少なく、「メカイ保存普及会」の活動に目をキラキラさせているのは私くらいしかいなかった。

カゴを作っているおばちゃん3人と普及会の維持指導を行なっているであろうおじさんの4人でイベントをしていた。

その様子は動画を見て欲しい。
(いきなり撮ったのと慣れていないので、結構雑になっています…)


今回なんでこんなにも食いついたかというと…

東京で編組品(植物を使い編む製品)が作られていることを全く聞いたことがなかった。(私の知識不足が多いにありますが…)

雑貨店に勤めていた時、編組品の産地としてよく聞くのが「青森」「岩手」「秋田」「千葉」「宮城」などなど。
東京というワードなんて一つも出てこなかった。
なので、山に入り、竹を取り、ひごを作り、編むという工程をこの東京で継承し続けている人がいないと勝手に思っていた。
(作家として個人で東京でやっている人がいるのは聞いたことがありました。)

そして、もう一つ。(これまた、知識不足だけど…)

この「メカイ」のフチの立ち上がり角度が見たことないものだった。

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これ迄見てきたざるのほとんどが、「90度に立ち上がってる」か所謂「蕎麦ざる」という感じだった。

勿論、上記のような製品も作っていたが、「45度」程の角度で立ち上がってものはこのメカイが初めて見る形であった。

個人的ではあるが、大きさといい、立ち上がり角度といい、とても好きな形だった。

ざる、というより、器に見える印象を持った。
蕎麦、天ぷらを盛るスタンダードな使い方もいいと思うが、このメカイの下にいい感じの器を敷き、パンを盛り付けてテーブルコーディネートをしても素敵になると思う。

しかも、遠方の編組品を輸送費込みで卸して、買うより、
東京の地場産業で直接買えて、その他金銭面的にもお得なのではと勝手に考えてしまった。

勿論作りはしっかりしていた!

教室もやっているというので、機会を作って是非行ってみたいと思った。


保存会の方々と話し込んだあと、「TAKAO 599 museum」に入った。
高尾山に見られる植物や昆虫の標本、動物の剥製の展示を主としていて、
その見せ方が素敵であった。

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植物の展示は一点一点、樹脂のクリスタルに閉じ込められていて、インテリアとして欲しくなるほどの綺麗さであった。

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昆虫の展示は、好きな人は好きであろう展示の仕方をしていて、男の子はおそらく喜ぶであろう。今にも飛び立ちそうな躍動感があった。

動物たちの剥製も結構間近で見られるので迫力があり、イノシシなんて、動き出しそうで怖い。 

「TAKAO 599 museum」を出て、父ワクワクの高尾山に登ることに。

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ケーブルカーで途中まで登り、めちゃめちゃ段数のある薬王院の階段たちを登り、父の現在の彼女との惚気話を聞きながら、山頂に到着。
なんで、息子が父の惚気話を聞かないといけないのか…
とか思ったけど、やはり、幸せそうに暮らしている状況を聞くと安心はした。

自分も恋人欲しいと一層思った。
狐の王国デートしてぇよ。

山頂に長く留まることなく、下山。

トータル2時間弱の高尾山で遊ぶことができた。

帰りに蕎麦を食べて、適当にドライブしながら、帰宅。

一人旅の運転は心配で仕方がないが、安全運転で、一人旅を楽しみたいと思う。





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