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かわいらしい城塞都市に泊まる〜ポルトガル家族旅(11)

ロカ岬を出たのは午後4時少し前。1時間半も北に走れば今日の宿のあるオビドス

回り道みたいにみえますが、整備された道(高速道路など)はカシュカイシュ方面の方に向かうので結局早いのです。

地球の歩き方には「谷間の真珠と呼ばれる絵のように可愛らしい町」「1282年にはオビドスを訪れすっかり魅了されてしまった王妃イザベルにディニス王が町を贈り、以後1834年まで代々の王妃の直轄地となった」と書かれています。そしてポルトガルには「城塞都市」がぽつぽつとありますが、ここもそのひとつ。(町の中は住んでいるひとの一部の車しか入ることが許されていません。町の外の駐車場に車を止め、バス停などを越えて城壁の中に入り、石畳の道を10分ほどあがっていくとお城があります)

駐車場から出て道を渡ると、テーマパーク?それとも時代をスリップした?と思うような町の入り口が。魚とかポルトガルギターとか、多分訪れた時がちょうどチョコレートフェスティバルだから、じゃないかな。
フェスティバルやってるよー、の看板。
この小さく見える?のが城塞都市への入り口「ポルタ・ダ・ヴィラ」という町のメインゲート。中で鈎の手になっていて、敵の侵入のことをかんがえていたのが分かります。
鈎の手を曲がるとこの美しいアズレージョが。そして左手に町が広がります。
ポルタ・ダ・ヴィラを出てきたところ、坂の上と、下に伸びる道に分かれます。
町のマーケット。今晩〜明日のための水だけ調達。
坂道にレストランの席が。結構いい眺めの席です。
サンタマリア教会。ここの中のアズレージョが有名なんだけど、明日も早いから見られないかな・・・
おお、お城が見えてきた。右手の小屋はチョコレートフェスティバルの案内所、その裏にある大きめの建物は図書館で、この時期はフェスティバル準備のための場所で一般立ち入り禁止でした。
白壁の図書館よこに「チョコレート」の文字のある入り口・・・こちらはフェスティバル参加者が準備などのためにいろいろ保管する場所。お城はさらに右手の坂を上がります。そちらにホテルのレセプションもあり。
石畳の道、そしてどこも坂道。
ひとつひとつのお店がとてもかわいい。

今日はポザーダ・カステロ・オビドスという中世の古城をホテルに改築したところに泊まります。
ポルトガルのお城や大きなマナーハウスなどをホテルに変えて宿泊施設として提供しているPESTANAという会社(?)がありますので、そちらから予約を取れます。時々セール価格になったり特別なパッケージが出たりするのでこちらをチェックするのがおすすめ(そして多分、エ○スペディアとかHoxxls.comとかより安い)。

到着時写真撮り忘れて夜にとりましたが・・・ここでチェックインを済ませるとお城の中の部屋へ案内してくれます。
最初に「ライブラリー」も兼ねた共用リビングエリア。お茶・コーヒーやお菓子が沢山置いてあります。奥の階段を上るとレストラン。私達の部屋は左手のアーチを抜けたら右側に伸びる廊下の先にありました。
荷物をおいて一息ついたらもう日暮れ・・・でもちょっと町の散策をしたかったので、ばたばたと家族で外へ。
城壁に囲まれたオビドスの街。奥にみえるのは通ってきたメインゲート「ポルタ・ダ・ヴィラ」。メインゲート脇からも城壁に登れますし、その左手の方に水道橋もあるはず(写真では見えません)。
ホテル(お城)の横から城壁にのぼれるよ、とホテルのボーイさんに聞いて登るひとたち。私は高所恐怖症なので登りません・・・
結構ごつごつの岩場を登っていくひとたち。
お城の塔の右手にのびる城壁・・・に向かったはずが戻ってきました。なんでも「ほとんど通れる場所のない」ところで壁の向こうは崖で落ちてるし怖いから戻ってきたと。
お城からなだらかに続く道と、民家。今でもこの城壁内に800人ほどが住んでいるとか。
お城の反対側の城壁に登る階段が。見えるかなぁ、懲りずに登るひとたち笑 娘だけは上にあがってきてみて戻ってきてくれました。男性陣は歩けるところまで歩いて行ったようですが、ポルタ・ダ・ヴィラに辿り着く前に「また道がほとんどなかった」ということで町のなかに降りてきました。
向こうに見えるのがポルタ・ダ・ヴィラ。斜面に立つ白い壁の家々がとてもきれい。
サンタマリア教会が別角度から見えます。(この写真を撮っていたときは、我が家の男性陣が歩いている城壁に一番近い、高い場所の小径をあるいていました。メインストリートはもう少し坂の下になります)
暮れてきた・・・どの家もきれいに暮らしている様子が見てとれます。。
猫!(猫好き家族のため)
しゃがんだ娘にあそぼーよー、と言いに来ました。すこし撫でてあげました。
男性陣が城壁の上を諦めたっぽいので私達もメインストリートに下りてきました。いちいち可愛いぞ、どのお店も。
市立博物館・・・かな?もう閉まってましたが
かわいすぎる。
まだお土産屋さんは開いてます。ここではサクランボを付け込んだ果実酒ジンジャ(ジンジーニャ)が売られてますが、この地方のジンジャは質が良いことで知られているそうです。ちょうど「チョコレート・フェスティバル」中だったこともあり、ホテルにチェックインする前に既に私達はチョコレートカップに入ったジンジャを飲んでますwww(部屋にもチョコレートのカップと小さなジンジャの瓶が置かれてました。美味しかった)
お土産屋さん、センスがいい。こういうセンスのあるお店で出会ったお土産はその場で買うべし。(また次もあるよきっと、と言って2度と出会えなかったお土産はコレまでに訪れたいろんな場所で、数知れず・・・)
可愛い焼き物の並ぶお店も。そうそう、このエリア〜もう少し北のエリアまで、雄鶏やキャベツの形をした食器などの焼き物は有名です。
暗くなってしまった、ホテルに帰ってごはんにしよう。
途中で良いレストランがあれば、っていってたけど、トップシーズンじゃないし平日だからぽつぽつ、としか開いてなくて。
ここは町のグローサリー。
サンタマリア教会。1444年に10歳のアフォンソ5世がわずか8歳のいとこイザベラと結婚式を挙げたのだそう。
日は暮れても観光客はぱらぱら散歩してます。チョコレートフェスティバルで町の中にはリボンがかけられていました。
またまた猫発見。
トップシーズンではないので夜7時にはみんな家庭の時間になるみたい。
ホテルに戻って来ました。上の階がレストラン。下の、ランプに照らされた入り口を入って部屋に向かいます。
夕飯!もう今日は運転しないから飲む!(笑)
海鮮サラダ。「家族で分けたい」って伝えてあるので取り分けてくれます。
こちらの海鮮リゾットは3人前?とかだったような。これも各自に取り分けてもらってこの量。
海鮮パスタも頼んだな(海鮮ばっか)
デザートに洋なしの赤ワイン煮と
この地方で有名なケーキとアイスクリームの取り合わせ。オビドスの街に伝わる秘伝レシピだとかで、説明を聞いたけど忘れてしまった 苦笑

盛り沢山の1日でした。翌日も移動して、今度は山の中(国立公園内)のお城をホテルにしたところに泊まります。



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