日々のことば #74-#77
74.出張ひとりじかん
前回の記事で、ライブにせよ旅行にせよ宴会にせよ、いま「できないこと」の多くはだれかによってお膳立てされたレクリエーションが中心で、じつはまだまだ「できること」はあるのじゃないか、と書いた。
毎月最終土曜にぼくらが主宰している「喫茶ひとりじかん」という居場所づくりの試みも、会場側の指示により2月、そして来週開催予定の3月と中止が決まってしまった。多くの人たちが不安に押しつぶされそうになっているこんなときこそ「居場所」が威力を発揮するというのに、本当に悔しい。
でも、居場所はべつに密室でなくても、また長時間滞在しなくても成立するのではないか。そこに行ける場所があり、待っているだれかがいるならば、それがたとえ野外であろうと、また淹れたてのコーヒーが飲めなくても、それはとりもなおさず「居場所」であるにちがいない。
そこで来たる3月28日(土)13時より16時まで、もしお天気がよければ、会場のMUJI BASE光が丘近辺の公園で「出張ひとりじかん」を開催したいと思います。
ただし、飲食の提供ができないこと、お花見等の集会が禁止されていることから、とりあえず「ちょっと立ち寄ってご機嫌伺い」くらいのノリの控えめな内容となります。誰ひとり来ないかもしれないけれどそれはそれでよし。いまは「できること」をみつける、そしてとりあえずやってみる。
自己満足といわれようとも、それをやれるのがいまの「Moi」だから。
75.粋じゃない
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