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まさか

人生に「まさか」はつきものである。そして、「まさか」と「学び」はセットになっている。はっと息を呑んだその後で、ひとはその「まさか」を通して多くの知恵や知識を身につけるのだ。だから、どんな小さな「まさか」も自分のキャパシティを広げてくれるという点で意味深い。

最近も、家族の急な入院とそれにともなう介護の段取りなど、「まさか」を起点にして多くのことを学んだ。愉快な話ではないにせよ、自分にとって、それは避けて通ることのできない重要な学びである。備えるよりも受け入れろ。「まさか」を前に、ひとはこう口にするほかない。そもそも予測のつかないものに対して、他に打つ手立てなどあるだろうか。

「まさか」と言えば、最近になってfromis_9(プロミス・ナイン)という韓国のガールズグループにハマったのは我ながら「まさか」な出来事であった。これまで、身近にK-POPの話など聞いてもそこまで食指が動いたことはなかったのに。現実は、予想の斜め上からびゅんと鳴って飛んでくる。

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