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大好きな場所を守るため、いまぼくらにできること。

Moiの岩間です。桜も散り、あたたかい日には初夏のような陽射しすら感じる今日このごろですが、新型コロナウイルスの感染拡大はいっこうにとどまるところを知らず、ここ東京都ではとうとう緊急事態宣言が発出されるに至りました。

新型コロナウイルスと飲食店

そんななか、飲食店、とりわけ個人でお店を経営されている人たちは、みな一様に大変な苦労をなさっています。接客業では、だれかにうつされる不安と同時に、知らず知らずだれかにうつしてしまう恐怖と闘いながら営業を続けなければなりません。万が一、自分の店が〝震源地〟となるようなことがあれば、それこそお店をやめなければならないような事態にもつながりかねません。ものすごい危機感です。

しかし、だからといって国からの営業補償も不十分ななかお店を休業することは、日々積み上がってゆく赤字を甘んじて引き受けるということを意味します。そのため、多くのお店は、いま自分たちにできる最善の対策をとりながら渾身の力でわずかな日銭を稼いでゆくこと以外に道はありません。

フィンランドカフェというぼくらの居場所

こうした飲食店をめぐる状況は、東京や都内近郊のフィンランドカフェにとっても変わりません。ぼくは自分自身、去年の秋までフィンランドカフェを個人事業者として経営していましたし、またフィンランドという国のことが、そしてフィンランドを心から愛していて仕事にしている人たちのことが大好きです。なにより、ひとは息苦しいときほどカフェという居場所を切望するということ、それをぼくは知っています。

この災厄が完全に終息するその日まで、大好きなお店をけっしてなくすわけにはいきません。なぜなら、それはぼくたちが自分の居場所を失うことを意味するのですから。

そのような思いに駆られて、Moiでは急きょ東京都および都内近郊のフィンランドカフェ、またフィンランドにつながりのある飲食を提供しているお店を応援するプロジェクトを立ち上げました。

本来、GW明けにはローンチすることをめざしていたMoiのポータルサイトにて取り上げるところですが、まだかたちになっていないためnoteという場所を借りての公開とさせていただきます。

いま応援できる東京および都内近郊のフィンランドカフェまとめ

Tsemppiä!! 〜 いま応援できる東京および都内近郊のフィンランドカフェ最新まとめ

※Tsemppiä!! とは「頑張って!!」を意味するフィンランド語です。

いま、それぞれのフィンランドカフェでは具体的にどのような対策を行い、どのようなスタイルで営業されているのか、直接オーナーのみなさんにメールで取材をさせていただき、最新の営業時間とともにまとめました。

4月11日時点で掲載しているお店は、

istut(イストゥット)
Juhla Tokyo(ユフラトーキョー)
kielotie(キエロティエ)
poro珈琲(KAHVILA PORO)
ロバーツコーヒー千歳烏山店

の計5店舗です(なお、ロバーツコーヒー千歳烏山店につきましてオンラインストアの追加情報がありましたため4月17日記事を更新いたしました)。

ご近所の方であれば短時間立ち寄って、あるいはテイクアウトで。また、それが仮にむずかしくても通販によって好きなお店を支えることも可能かもしれません。このまとめをぜひ参考にして下さい。

とはいえ、外出については厳しい自粛要請が出ていますので無理は禁物です。そのかわり、その行きたい気持ち応援したい気持ちをしっかり蓄えて、終息したときにはたくさんみんなでお店に足を運びましょう!

とにかく一日も早くこの感染拡大が収束し、好きなフィンランドのことなどしゃべりながらのんびりお茶を楽しめる日常が戻ってくることを願ってやみません。

最後に、日々慣れないオペレーションに翻弄されながら、突然のお願いにもかかわらず快く対応してくださったオーナーおよび関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
もし、フィンランドや北欧関連の飲食店のオーナーさんでこのまとめサイトに掲載を希望される方がいらっしゃいましたら、面識のあるなしにかかわらず遠慮なくお声かけ下さい。

2020年4月11日 Moi 岩間洋介・原田智英

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